愛犬と一緒にくつろげる、ドッグラン併設の喫茶店「cafe mof」を訪ねてみた。





2021年7月にオープンした、愛犬と一緒にカフェメニューを楽しむことができるほか、わんちゃん同士の交流も楽しめる、ドッグランが併設された喫茶店だ。今回は、オーナーの兼松 茂美(かねまつ しげみ)さんにお話をうかがった。
- 愛犬と一緒にほっとひと息つける場所
- 飼い主もわんちゃんも快適に過ごせるように
- 保護犬、被災犬への想い
- みんなの交流の場になれたら
①愛犬と一緒にほっとひと息つける場所
たくさんの山と川に囲まれた自然豊かな場所にある、ドッグランが併設された喫茶店「cafe mof」。
カフェメニューは、モーニングやランチのほか、おつまみやスイーツ、アルコール、わんちゃん用のフードメニューまで、かなり充実した内容となっている。また、ドッグラン付きのテラスでは、愛犬と一緒に食事を楽しむことができる。
ドッグランは、「小型犬・中型犬エリア」と、「大型犬エリア」の2つのエリアがあるほか、水飲み場、足洗い場、マナーボックスが完備されている。夏季は、プールやミストシャワーで涼みながら遊ぶこともできるという。
この「cafe mof」は、オーナーである兼松さん自身の想いから誕生したお店だ。
「人と犬が楽しめるカフェを作りたい、私自身もずっと犬を飼ってきたこともあって、愛犬たちと一緒に居られる場所がほしいと思い、オープンを決めました。」
2021年のオープン以来、県外からも多くのお客様が訪れるほどの人気店だ。ドッグランの登録者数は3年で4,000人を超えるそうだが、あまり積極的に宣伝はしていないと話す兼松さん。
「大変ありがたいことに、ほとんど人伝いで交流の輪が広がっています。週に1~2回に来てくださるお客様も多く、意外と遠方や県外から来られる方も多いんです。ドッグランを利用しなくても、わんちゃんと一緒に食事を楽しむだけでもいいですし、わんちゃんと一緒じゃなくてもご利用いただけるので、気軽に来店していただけたら嬉しいです。」
店内には、シーズンごとに変わる「撮影ブース」も設置されている。訪れた際は、ぜひ記念に1枚いかがだろうか。
★ドッグランの利用には、初回に利用登録と以下の証明書の提示が必要です。
①ワクチン接種証明書
②狂犬病注射の証明書
※いずれも接種から1年以内(詳細は公式ホームページにて要確認)


②飼い主もわんちゃんも快適に過ごせるように
広々としたドッグランエリアに、プールや屋上など、設備が充実している印象だが、これらはオープンから数回の改装・増築工事を経て現在の形になったのだという。
「夏場の猛暑や冬場の積雪って、わんちゃんだけじゃなくて飼い主さんも大変なんですよね。1年を通して少しでも快適に過ごせる場所にしたいと思い、少しずつ改装を重ねてきました。プールも、わんちゃんがいっぱい走って遊んだあとに入れるようにしたかったんです。自分の子はもちろん、ここに来てくださるお客様やわんちゃんたちが、少しでも快適に過ごせるようにするのが私の楽しみでもあります。」
定期的に「cafe mof」を利用するわんちゃんは、ほとんど顔と名前を覚えており、みんな家族のようだと話してくれた。
「この3年間のうちに、老衰や病気でお別れしたわんちゃんもいます。ここですごく可愛がってもらって、思い出の場所だからみんなに挨拶させてほしいと、火葬前に来てくださる方もいますね。」
取材中も、わんちゃんへの深い愛情やお客様との信頼関係が垣間見え、兼松さんの人柄が伝わってくる。常連さんからは「ママ」と親しみを込めて呼ばれていると教えてくれた。

③保護犬、被災犬への想い
「cafe mof」では、知り合いのブリーダーや仲間たちと一緒に、売り上げの一部を保護犬に寄附する活動や、被災した動物のための災害募金活動も積極的に行なっている。
近年問題視されながらも一向に減らない保護犬や、ペットを飼うことへの切実な想いを語ってくれた。
「今はペットブームで飼う人が多いですが、飼い主の身勝手な都合で捨てられる子も多いんです。飼ったら全部自分の責任、絶対に最期まで責任を持って面倒を見るという覚悟を持っていないと、やっぱり難しいと思いますね。身勝手な都合で投げ出すくらいなら、最初から安易な気持ちで飼ってほしくない。ボランティアのお仕事に顔を出して面倒を見てあげるとか、自分で飼わなくても、いろんな関わり方、選択肢があるので、しっかりと考えて決めてほしいと思います。」
また、自然災害などで被災した動物たちや、募金活動への想いもうかがった。
「石川の震災の時には、知り合いのブリーダーさんたちと一緒に、トラックいっぱいにエサを積んで送ってもらいました。被災した動物のために寄附をしたいので募金箱を設置したんです。その時はみなさん、「他の所だと心配だけどママのことは信用しているから」って快く協力してくれたんです。みなさん本当に愛のある方ばかりですね。」
動物への愛情に溢れた兼松さんだからこそ、同じような想いを持つ人たちが自然に集まってくるのだろう。こういった活動は、今後も継続していきたいと話してくれた。
④みんなの交流の場になれたら
「cafe mof」では、“集まれ会”と題し、犬種ごとの交流会や、さまざまなイベントを定期的に開催している。
“集まれ会”には平均で50匹ほど、多いときには、なんと150匹ほどのわんちゃんが全国から集まるのだという。
「集まれ会自体は幹事の方からの依頼で開催するんですが、私が仕切らせていただいてます。ありがたいことに、たくさんの方が着てくださるので、いろんな意見や要望をいただきます。なので、ワンちゃんも飼い主さんも楽しく過ごせるように、みなさんの希望する形に近づけれるように最善を尽くしたいと考えています。」
参加者が多いからこそ、全員が気持ちよく過ごすため、良い交流の場にするための役割を、兼松さんが率先して引き受けているのだ。
7月に3周年を迎え、4年目に突入した「cafe mof」だが、今後の展望や目標はあるのだろうか?
「とにかく今が楽しくて仕方ないんですが、もちろん問題もあります。わんちゃん同士のケンカや、怪我など。それに、人間関係や感染症が流行したときの対処など、考えることはたくさんあります。私の判断が100%正解ではないので、大変なことは挙げだしたらいくらでもあります。でも、それ以上に楽しいとか、この場所をなくしたくないという気持ちの方が強いですね。この子たちが可愛い、愛おしいっていう気持ちだけ。とにかく楽しくいられたら、それだけで続けられます。」
大自然に囲まれた、ドッグランが併設された喫茶店「cafe mof」。わんちゃん愛に溢れたオーナーと、気さくな常連のお客様、人懐っこいわんちゃんたちが出迎えてくれる。
わんちゃんを飼っている方はもちろん、わんちゃんが好きな方、わんちゃんを見ながらお食事を楽しみたい方も、ぜひ1度訪れてみてはいかがだろうか。


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