サービス業
美濃加茂市

想いをバルーンに込める「バルーンワークスそら」を訪ねてみた。

想いをバルーンに込める「バルーンワークスそら」を訪ねてみた。
TOM
TOM
サラはバルーンギフトって知っている?
SARA
SARA
知ってるわよ〜結婚式とかのサプライズで使われるよね!素敵な演出よね!憧れるわ〜
TOM
TOM
バルーンでタキシードを作って、式に登場するのなんてどう?いい考えだよね!
SARA
SARA
・・・空気が抜けたら丸裸じゃないの・・・
この記事は約8分で読めます。
美濃加茂市にある「バルーンワークスそら」をご存知だろうか。
お客様の想いに寄り添い「これが欲しかった!」を実現するバルーン専門店である。今回は、オーナーの井戸 優子(いど ゆうこ)様にお話をうかがった。
今回のツムギポイント
  • 今を重視するバルーン店
  • そう!これが欲しかったの!を実現
  • きっかけは一目惚れ
  • バルーン作りは楽しみそのもの
  • お客様の思い出を作る、それが私の仕事

①今を重視するバルーン店

 

「バルーンワークスそら」は、井戸さんが個人でバルーンの仕事を始めてから20年以上が経ち、店舗を構えてからも15年以上の年月が過ぎているのだそうだ。ただ、創業年は重視していないと話す。

 

「老舗という肩書は、うちにとってあまり意味がないと思っています。なぜなら、お客様は『今』楽しめるものを求めているからです。『今』可愛くて、『今』誰かにプレゼントしたいわけで、歴史があるか無いかは、お客様にとっては重要では無いんです。私はお客様が『今』求めていることを提供したいと考えています。」

 

井戸さんは、歴史よりも今の時代の感性やニーズを重視しているのだ。

 

「うちは、インスタグラムで新しい作品を見てもらいながら、お客様の要望を聞いて作り上げるスタイルなので、気に入っていただけるものをご提供できると考えております。」

 

このように、お客様ファーストの視点を持って仕事をしている。

 

店内には、さまざまな色や形をしたバルーンが可愛く陳列されており、すべてが井戸さんの手作りだ。中でもメイン商品が、バルーンギフトである。

 

バルーンギフトは、日本で独自に発展したもので、さまざまな形のバルーンをアレンジして贈るギフトのことだ。生花ではなくドライフラワーを使うことで、より長く飾って楽しむことができる。

 

「生花の花束は、リボンをほどいてラッピングペーパーから出して花瓶に挿しますが、バルーンギフトはラッピングペーパーごと飾れます。また、水やりも不要なので、手軽で良いと人気です。」

 

もちろん風船なので、いずれガスが抜けてしまうが、長くきれいな様子を見られるのは嬉しい。

 

「バルーンワークスそら」のバルーンギフトは、オーダーメイドで作り上げるのが特徴だ。

 

「お客様は、インスタグラムを見て、『可愛い!自分のためにどんなもの作ってくれるんだろう?!』と楽しみにしてくださっています。なので、お客様の期待に応えられるように、私もお客様から細かくヒアリングして制作に取り掛かります。完成したら、店に取りに来ていただくか、宅配でお渡しします。」

 

後日、お客様から喜びの報告をいただくのが何より嬉しい瞬間であるという。

 

「バルーンワークスそら」という店名の由来について尋ねると、後輩が見た夢の話に感化されて名付けたのだと教えてくれた。

 

「その後輩の話では、私が種をまいて風船を育てる夢で、雲の上で育った風船を収穫して、私が後輩に届けるんだそうです。とても素敵な話だったので、名前に『そら』を付けました。『バルーンワークス』は、スピルバーグ監督の会社が『ドリームワークス』で、『夢を作る』という想いが込められていることに感銘を受け、『私は風船を作ろう』と決めたんです。」

 

どんな方にも受け入れてもらえる店名が良いと考え、「バルーンワークスそら」に決定した。「バルーンワークスそら」は、今を重視し、お客様の楽しみに応えるオーダーメイドなバルーンを提供している。

 

②そう!これが欲しかったの!を実現

 

井戸さんは、インスタグラムを活用して、バルーン専門店の存在や『デコレーター』の仕事に焦点を当て、バルーンの魅力とその奥深さを伝えている。

 

「風船も、シチュエーションによって印象が変わります。お客様には『ここに頼んだら楽しいサプライズができるかも!』と、ワクワクしていただけるように、インスタグラムに掲載しています。」

 

実際に多くのお客様が『期待』を込めて注文してくださると、井戸さんは話す。

 

「特定の人にプレゼントしたいから作ってほしいという方が多く、中には外国人のお客様もいらっしゃいます。『これが欲しい』よりも、『ここならこれができるかも!』や『提案してほしい』というお客様が多いのが、当店の特色です。」

 

一人ひとりの想いや背景に適したバルーンギフト作りが、「バルーンワークスそら」の最大の強みだ。

 

そんな井戸さんは、独学でバルーンギフト作りを習得したのだそうだ。

 

「始めた頃は、習う場所がなかったんです。なので、『どうしたら可愛く作れるか?』を自分で考えて試行錯誤を続けてきました。試作を重ねることで可愛い作品が作れる様になったんです。だから、今でも『自分が可愛いと思うもの』を考えながら作り続けています。」

 

井戸さんの「もっと可愛いものを作る方法はないか?」という好奇心と探究心が、独創的な作品を生むことにつながっている。さらに、『お客様に寄り添う』ことを常に意識しているという。お客様に「そう!これが欲しかったの!」と感じていただけるバルーンギフトを目指していると、井戸さんは語る。

 

「当店では、言葉を目に見える形にして、相手に伝わるバルーンギフトを心がけています。熱意があるお客様であれば、期待に応えて凝ったアレンジにしたり、謝罪のためのギフトであれば、先方があまり気負わない形に工夫したり、お客様に寄り添いながら形にしていきます。」

 

言葉だけでは伝わらないこともある。例えば、「おめでとう」一つとっても、細やかなお祝いもあれば、心からの喜びが込められたものもある。自分が伝えたい言葉に彩りを加え、表現豊かに具現化してくれるのは、大きな魅力だ。

 

「お客様が伝えたい気持ちをプレゼントすることで、受け取った相手が喜んでくれるんです。そうした気持ちの連鎖が、バルーンのいいところだと考えています。」

 

「バルーンワークスそら」の強みは、お客様に寄り添うことで想いを形にして、「そう!これが欲しかったの!」を実現している。

 

③きっかけは一目惚れ

 

井戸さんの風船との出会いは、まさに一目惚れであった。

 

OL時代に外でランチをしていた井戸さんの目に、水色の風船と黄色のスマイルがスパイラルになった、大きなバルーンアーチが映ったのがきっかけで、近くでオープンした雑貨屋をお祝いするものであった。

 

「当時、辛いことがあり落ち込んでいたのですが、風船を見たら不思議と元気になったんです。『自分の気持ちがこんなに変わるなんて』と思うぐらいで、今思えば一目惚れだったんだと思います。」

 

それまでは風船に特別な興味はなかったが、この出会いを機に「バルーンの仕事がしたい」と決心し、井戸さんの人生の転換期となっている。

 

井戸さんの行動力はすさまじく、その日のうちに雑貨屋に行き、アーチを作った人を教えてもらったそうだ。後日アーチを作った方とお会いし、雇ってもらえるように直談判を行ったという。

 

「直談判したら、『土日祝日に働いてくれるのなら良いよ』とお返事をいただいたんです。なので、平日は派遣社員としてOLをして、土日は朝6時に家を出発して、師匠のいる名古屋までバルーンの仕事を行っていました。それが初めてのバルーンの仕事でした。」

 

どんなことも一生懸命に取り組む井戸さんだが、時にはくじけることもあった。その度に、「この仕事は諦めずに頑張る」という信念を常に持ち、さまざまな壁を乗り越えてきたという。

 

「将来は師匠と一緒に仕事をしたいと考えていたのですが、師匠のご家庭の都合で、バルーンの仕事を続けられなくなってしまったんです。なので、私は作品例を収めた写真を持ち歩いて、自分で営業を始めました。」

 

当時はバルーン専門店がほとんどなく、風船にお金を払うことへの理解も薄かったため、厳しい時代だったのだそうだ。

 

「当時は贈り物は生花の花束が一般的で、バルーンを提案してもなかなか受け入れてもらえなかったんです。ですが、諦めずにバルーンの良さを説明し、その価値を訴求していきました。」

 

初めは、花屋の店先の一画を借り仕事を始めたのだそうだ。来てくださるお客様一人一人に真摯に向き合い可愛いバルーンの制作を続けたのだ。

 

「花屋の一画から始めた時に来てくださったお客様が、現在の店舗を構えた時にも来てくださったんです。店内に風船をいっぱい飾りつけたお店を見て『とっても可愛い!イメージ通りのお店ね』と喜んでくれました。応援してくださる方がたくさんいたから、私は今日まで続けています。」

 

井戸さんの信念の裏側には、これまでの経験と応援してくださったお客様の支えがある。

 

④バルーン作りは楽しみそのもの

 

井戸さんは「作る」ことが好きで、それが仕事のやりがいになっている。

 

「ブライダルの仕事をしていた頃は、バルーンリリースというたくさんの風船を空に飛ばすセレモニーが流行っていたため、「今回はこの色の風船を何個」という形式で注文を受けて、風船を届けるだだったんです。なので、やりがいを感じられない時期もありました。その経験から、ただ風船をたくさん膨らませて届けるだけじゃない事をしたいと考える様になったんです。」

 

井戸さんはバルーン作りにおいて、大量生産をしないスタイルを貫いている。

 

「私は作っていて楽しいと思えることを続けたいんです。なので、同じものを何個も大量に作るよりもこだわったものを作ってお客様に提供したいんです。」

 

量産ではなく、『自分が楽しめる』ことを優先している。井戸さんのバルーンへの情熱とこだわりの強さが感じられ、その姿勢が信頼を得ているのだろう。

 

さらに、バルーン黎明期から一緒に頑張った仲間がいることも大きな支えとなっていると振り返る。

 

「バルーン作りを始めた時に、仕事として成り立つようにするのが一番の目標でした。当たり前に皆さんが「可愛い」と買ってくれるような世の中にしたい。同じように志す仲間が全国に何人かいて、コンテストで一緒に作ったりしながら、普及活動をしてきました。みんな風船が好きで今でも仲良しなんです。」

 

井戸さんにとって、バルーン作りは仕事ではなく楽しみそのもので、一つひとつ手作りにこだわり、「楽しい」と感じられる作品を届けている。仲間と一緒に普及に励んできた情熱とこだわりの姿勢に感服だ。

 

⑤お客様の思い出を作る、それが私の仕事

 

井戸さんに、今後注力していきたい事をうかがった。

 

「今後は発表会や企業パーティーの装飾に力を入れていきたいと考えています。特に企業パーティーは、何周年の記念として、ホテルのフォトスポットに大きなバルーンギフトを設置するなど、視覚的に華やかなお祝いを提供できればと思います。作品例は、インスタグラムや自社のホームページに掲載しています。」

 

一方で、お祝いの形式はさまざまあるが、どのようなジャンルであっても、想いに寄り添いながら形にすると、井戸さんは語る。

 

また、井戸さんはバルーン作りに携わる中で、プレゼントをする楽しさをより多くの方に伝えていきたいのだと話してくれた。

 

「私は、相手のために喜ぶことを一生懸命に考えるのは良い機会だと考えています。なので、バルーンギフトを贈る体験を通して、もっと多くの方に贈り物の楽しさを知ってほしいです。」

 

インターネットの普及で、なんでも便利な時代になったが、直接的な感動を生み出す機会が減っている一面もある。バルーンを作ることで、多くの方の思い出づくりのお手伝いをすることが、井戸さんの仕事の意義だ。

 

「バルーンワークスそら」は、人生のさまざまな節目を彩る特別なバルーンギフトを提供するお店だ。

 

発表会や企業パーティーの装飾はもちろん、愛する人への贈り物や記念日のサプライズなど、多様なニーズに寄り添い、想いを形にすることを大切にしている。

 

普段言葉で伝えきれない想いを、大切な人にバルーンギフトを贈ってみてはいかがだろうか?この機会に、特別な思い出づくりをしてみることをおすすめする。

 

SNSで記事をシェアしよう

RECOMMEND

記事一覧へ戻る

Instagram