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キッズスクール専門クライミング施設「AIDPIT」を訪ねてみた。

キッズスクール専門クライミング施設「AIDPIT」を訪ねてみた。
TOM
TOM
クライミングって魅力的なスポーツだよね~
SARA
SARA
わかる!あのスピード感と躍動感がたまらないわよね~
TOM
TOM
それって!僕がはちみつを発見したときの瞬発力と同じだよね!
SARA
SARA
一緒にしないでよ・・・あなたって自己肯定感とっても高いわよね・・・
この記事は約6分で読めます。
瑞穂市本田にある「AID PIT(エイドピット)」をご存じだろうか。
選手の発掘と育成を通して、岐阜県のクライミング界を盛り上げるべく、スクールの運営から選手のケアまで幅広くサポートしている。今回は、この施設でチーフトレーナー兼院長を務める、窪田 修平(くぼた しゅうへい)さんにお話をうかがった。
今回のツムギポイント
  • クライミングスクールと整骨院の融合
  • 高度な知識と技術を持つスタッフと充実の設備環境
  • 未来のアスリートの発掘と育成
  • クライミングの普及と発展に寄与

①クライミングスクールと整骨院の融合

 

AID PIT(エイドピット)」は、ボルダリングやリードクライミングに対応した壁面を備え、クライミング特有の怪我に迅速に対応できるよう整骨院も併設された施設だ。

 

柔道整復師やNSCA-CSCSなどの資格を持つ窪田さんと、現役の代表選手である2名のコーチのもと、専門的な知識と高度な技術によるトレーニングを提供し、怪我の予防と対応に努めている。

 

プログラムは主にキッズ~ユースを対象にしており、特にキッズクライマーの発掘と育成に力を入れている。運動能力の向上だけでなく、クライミングを通じて社会性や感謝の気持ちを学べるよう、集団行動の重要性と、体をいたわる心を育むことを目指しているという。

 

さらに、クライミングの魅力を広めるため、昨年より「出張ボルダリングウォール」と題したイベントを定期的に開催しており、子供たちが気軽にクライミングに触れられる機会を提供している。

 

クライミングは、スタートからの手順を考え、イメージに合わせて手足を動かし、ゴールを目指すスポーツだ。ただ体力や腕力があるだけでは上達せず、手順を考える「思考力」、思った通りに体を動かす「運動能力」が必要となる。また、どのスポーツでも怪我や故障をしないことは上達の近道と言われており、体のケア方法や重要性を子供のうちに知ることで、体をいたわり、故障を予防する意識を育むことができる。

 

「僕自身は23歳から趣味でクライミングを続けているのですが、競技の特性上、怪我が多いスポーツなので、ジムでセルフケアやストレッチの講習をしていました。そこから県のチームのトレーナーとして帯同させていただくようになり、選手が非常に少ない現状を知ったことで、スポーツクライミングのコーチや審判員の資格を取得し、選手の発掘と育成をしていこうと決意しました。」

 

これまでスクールをメインに運営していたが、20248月より「整骨院AID PIT」を開業し、同じ施設内で治療もできるようになったという。スクール生はもちろん、一般の受け入れも対応しており、各種健康保険証・交通事故による自賠責保険治療が可能だという。

 

「僕は高校までずっと野球に熱中していたこともあり、クライミングに出会う機会がなかったのですが、もっと若い時に出会っていたら選手を目指していたかもしれないと思うと、この施設や活動が、より多くの人に知ってもらえる機会になったらいいなと思います。単純に趣味としてやってくれるのも嬉しいですが、せっかくなら競技として、ぜひ大会を目指して頑張ってほしいです。」

 

AID PIT」では、キッズクライマーの発掘と育成をテーマに、「思考力」「運動能力」「体をいたわる心」を身に付けることで、さまざまなスポーツで活躍できる土台を作ることを目指している。世界へ羽ばたくアスリート、優秀なプロクライマーの役に立つことで、東海地区そして日本のクライミング界をサポートし、盛り上げていきたいと話す。

 

②高度な知識と技術を持つスタッフと充実の設備環境

 

クライミングは、自分の限界に挑戦し乗り越えることで大きな達成感を得られる反面、その特異な動きから、さまざまな負担がかかりやすいスポーツだ。

 

特に、指や肩、肘などの関節部分に怪我が発生しやすく、無理な動きや正しいフォームの欠如が原因で、故障を誘発させる事がある。また、登攀中にバランスを崩すことによって、手首や足首を捻挫するケースも多く見られるという。

 

AID PIT」では、クライマーの怪我を迅速に判断し、最適なケアを提供することで、パフォーマンスの維持と向上をサポートしている。

 

「クライミングは全身を使う体力勝負のスポーツであり、クライマー特有の怪我も多く見られます。整骨院が併設されているので、怪我に対して迅速かつ最適な処置ができる点は、本人はもちろん、親御さんにとっても安心できる環境だと思います。」

 

設備面でも、ボルダリングやリードクライミングに対応した多様な壁面が用意されており、効率良く練習を積むことができる。クライミングコーチを務める2名は、代表選手として大会出場経験があるほか、プロのセッターに依頼することもあるため、本格的なセットに自信があるという。

 

「体をどう動かして、次はどこを持って、どう進んでいったら登れるかを考えるので、結構頭は使いますね。単純に一本課題に登れるようになるだけでもかなりの達成感があるので、難しくてできなかった課題ができるようになっていくことで、自分自身の成長を感じやすく、それがモチベーションにもつながると思います。」

 

クライミングは、課題に対して手順を考え、最適な動きを選択する必要があり、「オブザベーション力」や「思考力」が身につけられる点も魅力のひとつだと話してくれた。

 

③未来のアスリートの発掘と育成

 

クライミングやボルダリングに興味を持ち、競技としてやる子供たちを増やすことが最大の目標だと話す窪田さん。

 

「興味を持つ子供たちが増えると、選手として大会を目指す子も増えると思うので、まずは認知してもらうことが重要ですね。今後は、瑞穂市にクライミングスクールと整骨院が併設されたユニークな施設があるということを知ってもらうための活動にも力を入れていきたいです。」

 

できるだけ低年齢のうちから育成し、選手として上を目指せるような環境を作っていきたいという想いから、昨年から「出張ボルダリングウォール」と題し、9ヶ所の公立保育所で年1回年長さんを対象に行なっているそうだ。

 

 

 

「オリンピック競技にもなったことで少しづつ認知度が上がってきたとはいえ、まだまだマイナーな競技です。選択肢が多くある中で敢えてクライミングを選ぶ人は少ないと思うので、少しでもクライミングに触れる機会を提供していきたいです。」

 

認知面や集客面のほか、マットやホールドの新調など、設備面の充実も課題として挙げられた。セット費用も決して安価ではなく、建物自体の老朽化も懸念のひとつだという。

 

「野球やサッカーなどのように、選手や代表になるためのステップがわからず、どこを目指していいかわからないというのも要因のひとつだと思っています。ステップアップのイメージみたいなものを分かりやすく伝えられたら、少しは目指しやすくなるかもしれないですね。」

 

キッズクライマーの発掘と育成に力を入れているからこそ、趣味のまま終わってしまうことへの課題とともに、もったいなさも感じてしまうのだそう。大会出場や代表選出など、なにか目標ができることで、大きく意識が変わるきっかけになるかもしれない。

 

④クライミングの普及と発展に寄与

 

今後はインスタグラムやYouTubeなど、これまで以上にSNSでの発信を強化していきたいと話す窪田さん。

 

「これまではセルフケアやトレーニング動画をメインに投稿していましたが、もう少しクライミングを知ってもらえるような、一般向けの動画や情報発信を強化していこうと思っています。ここでの練習風景だったり、公式大会の様子だったり、一般の人は全く想像がつかないと思うので、それを見て興味を持つ人が増えるような動画を投稿していきたいです。」

 

来年からは投稿頻度をあげられるよう、現在さまざまなコンテンツを計画・作成中だという。取材の最後に、窪田さんの個人としての目標や夢をうかがってみた。

 

「現在保有している資格の上位資格や、その他の資格もたくさんあるので、指導者としてより成長していきたいです。選手たちの育成やケアをしっかり継続し、ゆくゆくは県代表やユース代表として成績を残せる選手を輩出できたらいいですね。」

 

これからもクライミングの魅力を広げる活動を続けながら、岐阜県のクライミング界を盛り上げていくことを目指している窪田さん。

 

将来的には、より多くの子供たちが競技としてクライミングを選ぶようになり、県や日本の代表として、各種大会で成績を残せる選手になってほしいと話してくれた。「AID PIT」の今後のさらなる発展と、コーチや生徒たちの活躍に期待したい。

 

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