洗車への究極のこだわり!自社開発製品で最高の仕上がりを実現する「株式会社GRACIOUS」を訪ねてみた。





車を綺麗することに強いこだわりを持ち、自らコーティング剤などの製品の開発まで行っている代表の林 大輔(はやし だいすけ)様にお話をうかがった。
- 原点に立ち返り見つけた情熱
- 自社開発製品で追求する車の美しさと持続する輝き
- 妥協しないものづくりの姿勢と信頼できる仲間探しの今
- 自社開発の強みと新たな挑戦
①原点に立ち返り見つけた情熱
林社長は自動車専門学校を卒業後、トラックのボディの溶接や塗装、さらには車の営業と幅広い業務に携わってきた。会社員として働く中で30代半ばに独立し、当初はタイヤやホイールの取り付けや加工なども手掛けていた。
「車高調整などのカスタムに対する規制が厳しくなっていく中で、この先の将来に不安を感じるようになりました。そんな時、改めて自分の原点を振り返ったとき、本当に情熱を注げるのは『車をきれいにすること』だと気づいたんです。」
林社長の情熱の源は、実は洗車にあった。コーティング剤などがなかった中学生の頃から、父親の車を夢中で洗い、ワックスをかけて輝かせることに没頭していたのだ。
そもそも車をきれいにするとは、どういうことなのだろうか。
「ほこりや汚れでくすんでいた車が、磨き上げることで鏡のように黒光りするんです。普通の洗車とはまったく違って、下地をしっかり整えて機械で磨くことで、まるで別物の仕上がりになります。」
一見、車をきれいにするだけなら洗車だけで十分だと思われがちだが、洗車はコーティングを維持・保護するための作業なのだという。
「コーティング後のメンテナンスは、洗車のみで十分なんです。大事なのは、コーティングの土台となる“下地づくり”です。ベースをしっかり作った上で、『あとは定期的に洗車をしてください』とお客様を送り出します。コーティングの撥水層が汚れで覆われると、どんどん汚れが溜まり、劣化が進んでしまいます。だからこそ、汚れをしっかり落として、コーティング層をきれいに表に出してあげる必要があるんです。」
社名である「GRACIOUS」は、英語で「優しい」「丁寧な」「優雅な」といった意味を持つ。
「このGRACIOUSという名前は、18歳の頃に仲間と車好きが集まるクラブチームを作ったときに考えたものです。上品で優雅な、高級車をイメージしてロゴを作り、ステッカーまで制作し、車に貼っていました。その名前をそのまま会社名にしたんです。」
車の美しさと向き合い、ひとつひとつの作業を丁寧に積み重ねていく林社長の姿勢は、まさに社名「GRACIOUS」が表す意味そのものである。

②自社開発製品で追求する車の美しさと持続する輝き
GRACIOUSが提供するサービスの中でも特筆すべき点は、社長自らが開発・製作したオリジナルのシャンプーやコーティング剤「DOCS」「Dシリーズ」を使用しているところだ。ちなみに「DOCS」はDaisuke Original Coating Systemの略で、社長自身の名前に由来している。
当初は市販のシャンプー・コーティング剤を使用していたが、なかなか理想通りの仕上がりが得られなかったことから、自社開発に踏み切ったという。
「その頃購入した市販品が、今も倉庫に1000本ほど残っているんですよ。全部試して使いましたが、結局は自分で作るしかないと思って開発を始めました。今は30種類ほどの自社開発製品がありますが、独学で原材料を徹底的に研究しました。独自の成分レシピを作って材料屋さんに発注しています。シャンプーにおいては、人の髪を洗えるほどオーガニックな製品に仕上げました。」
信頼できる業者と協力し、試行錯誤を重ねた結果、ついに納得のいく製品を完成させた。GRACIOUSのクリーナーは、専門業者に頼まなくても一般の人が安心して使えるよう、濃度をできる限り抑えているのも特徴だ。
「せっかくコーティングを施工しても、美観を保てなければ意味がありません。高いお金を払ったのに『なんだか微妙だな』と思って諦めてしまう方も多いんです。汚れを一度きれいに落とし、防止するためのメンテナンスを定期的に行うことで、美しさを維持できます。そんな想いからクリーナーを開発しました。」
そんなこだわりがつまった製品の良さは徐々に広まり、ネット販売を通じて全国から注文が届くようになっている。
林社長に、車をきれいに保つためのコツを尋ねると、まず大切なのは洗車前のひと手間と洗車時の摩擦を軽減することだと教えてくれた。
「洗車の前に、砂や埃などを水圧でできるだけしっかり落とすこと。そして、泡立ちの良いカーシャンプーを使って、洗車時の摩擦を極力抑えること。この2点が非常に重要です。」
そのうえで、洗車スポンジは“手を添える程度の軽い力”で動かし、優しく汚れを落とすのがポイントだという。これを定期的に続けることで、コーティングの持ちが良くなり、美しい状態を長く維持できるという。
また、黒い車はわずかな汚れや細かな傷でも目立つため、完璧な仕上がりを求められることが多く、洗車業界では敬遠されがちだという。
「僕はこれまで黒い車をたくさん手がけてきたので、むしろ得意です。だから色を理由にお断りすることはありません。もともと黒い車が好きで、他の方にコーティングしてもらっても納得いかないことが多く、何とかしたいという強い想いがありました。」
林社長は、コーティングを行うガレージの環境作りにも強いこだわりを持っている。コーティング剤に適した温度を保つための設備を整えているのだ。
「こんなに涼しいガレージはなかなかないと思います。普通の壁掛けエアコン2基だけでは夏場は全然冷えないので、断熱工事もしました。すべてはコーティングのため、車のためです。」
とにかく車をきれいにしたいという想いが一貫している林社長。本当に車を美しくすることが好きなのだ。
「車をきれいにしたいという一心です。納車の際にお客様が『ものすごくきれいだ』と喜んでくださる瞬間が本当にうれしいですね。」
林社長とGRACIOUSのものづくりへのこだわりと情熱は、これからも多くの車に新たな輝きを与え、車を大切にするすべての人に寄り添い続けていくだろう。


③妥協しないものづくりの姿勢と信頼できる仲間探しの今
商品の開発だけでなく、バーコードの登録から商品ボトルやロゴのデザインまで、自ら手がけているという林社長。
「パソコンのIllustratorも使えるので、全部自分でデザインしたデータを看板屋さんや印刷屋さんに渡しています。デザインのプロの方にはかないませんが、細部までこだわりたいので自分でやってしまいます。」
本人は「ただこだわりすぎているだけです」と笑いながら謙遜するが、その情熱は並大抵のものではない。一方で、今の悩みは時間が足りないことだという。
「やっぱり自分で動きすぎてしまうんです。知り合いの経営者さんからも、もっと人に任せたほうがいいとよく言われます。だから今は『任せられる人』を日本中から探しています。」
話を伺っていると、前向きさと行動力がひしひしと伝わってくる。その熱意を共有できるパートナーに出会えたなら、まさに“鬼に金棒”だろう。
「マイナスなことは考えず、思い浮かんだことをすぐやらないと気が済まない性格なんです。儲かるかどうかではなく、やりたいと思ったことをまずやって、その後で利益や仕組みを考える。最初に始めたときもそうでした。」
ものづくりへの情熱と行動力は、これからも多くの人を魅了し、さらなる挑戦へとつながっていくことだろう。
④自社開発の強みと新たな挑戦
GRACIOUSの強みや独自性について尋ねると、その答えは明快だった。
「岐阜県で、商品の開発から施工まで一貫して行っているのはGRACIOUSだけです。シャンプーからコンパウンドまで自社製品を使い、トータルでサービスを提供する。この一貫性こそが強みだと考えていて、これからもその部分にはこだわり続けたいです。」
この徹底したこだわりが、他社との差別化につながっているという。
「当店に来られるお客様は、普通の洗車では物足りない、車に強いこだわりを持っている方が多いです。そうした方々に満足していただける商品や施工を、これからも提供していきたいと思っています。」
さらに、今より広く新しい洗車場ガレージの計画も進んでいる。
「今のガレージは黒い外観で、目立つので興味を持って見に来てくださる方も多いんですが、入りにくい印象があるのも事実です。だから次は真逆の真っ白なガレージにする予定です。より多くの方に知っていただき、気軽に足を運んでもらえる場所にしたいです。」
その一方で、レンタル洗車ガレージという新たなサービスにも挑戦している。
「8月には、お客様自身で洗車ができるレンタルガレージと、自社のコーティング剤を販売する店舗をオープンする予定です。プロに任せていただくこともできますし、時間制で設備を自由に使っていただけます。洗車好きの方にとっては夢のような場所になると思います。他県には数店舗ありますが、岐阜にはこれまでなかったので、そこに大きな意味を感じています。」
将来のビジョンについては、店舗の拡大よりも別の方向を見据えている。
「会社を大きくすること自体が目的ではないんです。店舗を増やすと目が届かなくなるので、あまり増やしたいとは思っていません。今は、GRACIOUSの製品を使ってくださる施工店さんを認定店として商品を卸していますので、その認定店を全国に広げていきたいです。」
直営店を増やすよりも、志を同じくする仲間と信頼関係を築き、広げていくことを大切にしたいという思いが伝わってくる。拡大ではなく、質とつながりを重視する姿勢が林さんのやり方だ。
「まだまだやりたいことがたくさんあって、頭の中にはアイデアが100個くらいあります。いずれは、洗車・コーティングといえばGRACIOUSと名前が挙がるようなブランドになれたらと思っています。」
岐阜に新たな洗車文化を根付かせるその挑戦は、これからも続いていく。
車を愛する方はぜひ一度足を運んでそのこだわりの世界に触れてみてほしい。独自開発の製品と、こだわり抜かれた施工が、愛車に新たな輝きをもたらしてくれるはずだ。

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