建設業
本巣市

地域活性化の一翼を担う「株式会社堀建築」を訪ねてみた。

地域活性化の一翼を担う「株式会社堀建築」を訪ねてみた。
TOM
TOM
この前BMXの映像見たんだけど、飛んだり回ったりすごいよね!
SARA
SARA
分かる!ランプは迫力すごいしカッコイイよね!!
TOM
TOM
僕もランプ使えるよ!?けどどうして灯りが必要なの?
SARA
SARA
・・・(そのランプじゃないの)・・・
この記事は約5分で読めます。
岐阜県本巣市にある「株式会社堀建築」をご存知だろうか?
地域貢献と地域活性化に力を入れている。その活動内容と、建築会社としてのこだわりを聞かせてもらった。
今回のツムギポイント
  • 堀建築について
  • 堀建築のこだわり
  • 手間を惜しまぬ企業努力
  • 今後について

①堀建築について

 

今回お話を伺ったのは、法人化して1年程だという株式会社堀建築の社長の堀 昭浩様。事務所はご自身でリフォームされたとのことで、「突貫でやったから綺麗じゃない」と謙遜していたが、流石はプロの仕事といった綺麗な仕上がりである。

 

 

 

今の堀建築に至るまでの経緯を尋ねてみた。

 

「20代中盤に独立してからずっと個人事業でやっていました。徐々に下請けのパートナーさんが増えてきたので法人化しました。」

 

規模が大きくなり法人化したのだと話してくれた。建築業界では個人でお仕事をされている職人さんも多いため、法人化していないことも少なくないのである。

 

「個人事業主の時から堀建築だったのですが、お客様の暮らしを作るという意味で“ライフビルド”をつけました。」

 

と社名について教えてくれた。建築業界に飛び込んだきっかけについて尋ねてみた。

 

「若い頃は鳶職をしていました。同じ現場で作業していた大工さんの仕事を見て、憧れたんです”自分もやってみたい!”と思って始めました。」

 

当初の鳶を始めたきっかけは、”建築”に憧れがあったのだという。その後大工となり20年以上続けて今があるのだと教えていただいた。

 

堀建築の特徴を聞いてみた。

 

「自社物件は、僕が大工として現場に入っています!」

 

堀さんは社長でありながら、現場でも活躍される”プレイヤー”だというのだ。堀さん自らお客様と打ち合わせをして、ダイレクトにお客様の想いを形にできるのだと話してくれた。設計から施行まで携わる事でお客様の”想い”を形にしてくれるのだからお客様は安心して家づくりを任せられるのであろう。

 

 

 

 

実は我々のインタビュー前日に東海テレビの取材、その前はNHKの取材を受けていたのだという。

 

「いま面白いことをしているんですよ。根尾にある廃校になった学校の体育館を利用して、BMXのコースを作っているんです。」

 

本巣市でBMXをやっている有名な兄弟がおり、練習用のコースを作る手伝いをしているそうだ。その子達のお父様と仲が良いということも話してくれた。BMXのコースを作っている学校はなんと堀さんの母校だというから驚きだ。この機会に携われることは堀さんにとって嬉しいに違いない。

 

根尾地域だけでなく本巣市を活性化させようと動いているのである。有名なスポーツ選手を排出した地が、そのスポーツで有名になった話しはよく耳にする。何年か後では本巣市はBMXで有名なっているかもしれないと思うと、この先が非常に楽しみな取り組みである。

 

②堀建築のこだわり

 

主な業務内容は、注文住宅とリフォーム・リノベーションで、”暮らし作り”を提供していると話してくれた。

 

堀建築の強みを尋ねてみた。

 

「大工さんです!うちには専属の大工さんが何人かいます。全員が20年以上のベテランなので、知識と経験が豊富です。」「みんなベテランですが昔ながらの”大工さん”っていう感じではなく、話しやすい気さく人柄の職人さんばかりです。」

 

堀さんは、お客様とのコミュニケーションを図れることを大事にしていると話してくれた。”職人”と聞くと、気難しかったり話しかけづらいイメージをしてしまいがちだ。しかし、堀建築の大工さんは年齢層も40代くらいと、少し若い世代の方々で話しやすく、知識もあって気楽に話せるというのはお客様にとっても嬉しいことである。

 

「仕上がりはもちろんですが、現場の綺麗さには絶対の自信を持ってます!!」「良い大工さんが揃っているからできること。うちの大工さんが一番だ!という自信があります。」

 

堀建築が大切にしている”お客様への配慮”これを実現するには大工さんが重要だと話してくれた。どの業種でも同じだが、こだわりを集団で実現するのは簡単なことではない。この点において堀建築は、長い付き合いの大工さんだからこそ理解があり、実現出来ているのである。

 

「家づくりは建てて終わりではなく、建ててからが本当のお客様とのお付き合いなんですよ」

 

家づくりはどれだけ良い状態を保てるかも重要だと話してくれた。堀さんのお人柄や、真剣に話すその姿からも熱意が伝わってくる。良いものを作るのは勿論、その過程と未来を含めた「良い体験をしてもらう」ことを心から願っているのである。これほど熱意を持って家づくりに携わってくれると、お客様もワクワクするに違いない。

 

③手間を惜しまぬ企業努力

 

家づくりへのこだわりを伺ってみた。

 

「堀建築では、全館空調システムよりも断熱性能と気密性を上げる事にこだわっています。」「断熱性能・気密性が高いと、10年後・20年後を見越した時に電気代がかからないので、お客様にはおすすめしています。」

 

エアコン代を抑えられるように、日の光の入り方などを設計士さんに考えてもらっているとも話してくれた。維持費との総合面で見て顧客優先に考えてくれるのは嬉しい限りである。もちろん全館空調システムとどちらも採用すればより良い家になると教えてくれた。

 

「気密性は企業努力なんです。断熱性能は設計段階で断熱等級が算出できるんです。でも、気密性は後から計測して初めてわかります。」

 

気密性を上げる為に、大工さんが1箇所1箇所手間をかけて丁寧に施工をしているのだという。さらにこれは数値的な基準もなければ、やらなければならない訳ではないというのだ。”お客様のため”の企業努力なのだ。

 

「お客様が喜んでくれる為に、手間は惜しみませんよ。」

 

お客様と最初から最後まで携わっている堀建築だからこそできることなのだろう。

 

④今後について

 

今後の目標を尋ねてみた。

 

「やっぱり、地域貢献と根尾の地域活性化です!地域の清掃活動や地域に寄り添った家づくりや、根尾に人が集まるイベントを計画してます。」

 

今後、地域活性化協議会主催の催しや、堀建築主催のイベントもやっていきたいと話してくれた。冒頭にも触れたが、既に取り組んでいるBMXのコースについて尋ねてみた。

 

「根尾地域活性化のために無償でコースを製作しています。」「コースを利用してくれる子は世界で活躍している子なんです。その子達のレベルアップにも貢献できるし、この子達に憧れてBMXを始めた人達の練習に使って欲しい。」

 

 

 

 

コースを製作を無償でやっていると聞いて正直驚きを隠せなかった。なぜ、無償でそこまでできるのか、その原動力は一体何なのだろうか。更に話を伺った。

 

「廃校跡地をBMXコースとして活用して、それを基盤に根尾を盛り上げたい。マルシェをやったりカフェを開いたり…」「みんなに根尾に来てもらいたいんです。」

 

堀さんの出身地である”根尾に来てもらいたい”という強い想いこそが、原動力なのだろう。地域活性化その第一歩は、既にスタートしているのである。

 

堀さんの「地域の現状を変えて根尾に人が来るようにしたい」という熱い想いによる活動。
今後の本巣市と根尾をどう変えていくのか、注目である。

 

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