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岐阜のいいものを県民に紹介する、地元愛溢れる「つくる」を訪ねてみた。

岐阜のいいものを県民に紹介する、地元愛溢れる「つくる」を訪ねてみた。
TOM
TOM
サラ、「岐阜」って言ったら何を思い浮かべる?
SARA
SARA
美濃焼かな!だって、1000年以上の歴史があるでしょ!?トムは?
TOM
TOM
鮎に水まんじゅうに、鶏ちゃんにハムに飛騨牛に・・・
SARA
SARA
・・・岐阜の食べ物ばかり・・・
この記事は約6分で読めます。
岐阜市にある「つくる」をご存知だろうか。
「岐阜のツクリテとモノが集まる場所」をコンセプトに、セルフカフェ・岐阜県産品を扱うセレクトショップ・レンタルスペースの三つを提供するお店だ。今回は「つくる」事業を運営している、SOU株式会社の代表取締役社長である、平田 創太朗(ひらた そうたろう)様にお話をうかがった。
今回のツムギポイント
  • 「岐阜の事業者応援」がコンセプト!三方よし効果を『つくる』
  • 「岐阜のいいものを体験できる!」つくるのセレクトショップとイベントツアー
  • 「岐阜のいいものを県民に伝えたい!」地元愛で文化と伝統を紡ぐ
  • 「お客様と伴走する」想いで!伴走支援コンテンツをさらに充実!

①「岐阜の事業者応援」がコンセプト!三方よし効果を『つくる』

SOU(ソウ)株式会社は、広告事業を中心に展開しており、その事業の一つである『つくる』を今回取材した。

 

『つくる』は、『岐阜のツクリテとモノが集まる場所』をテーマに、セルフカフェ・岐阜県産品を扱うセレクトショップ・レンタルスペースの三つを提供するお店として、2024年10月にリニューアルオープンし新業態となっている。『つくる』専用のスペースは、SOU株式会社の社屋の1階に位置している。

 

店内は、木を基調としたスタイリッシュな空間。間接照明と、窓から差し込む自然光のバランスがちょうどよく、リラックスできる雰囲気を作り出している。お店の入口は、大きなガラスで仕切られており、外から店内の様子がわかるため、初めての人でも入りやすい工夫がされている。

 

 

 

 

『つくる』のコンセプトは、岐阜の事業者応援だ。『新商品を作ったが、お店がなく販売方法に困っている』といった悩みを持つ県内の事業者や生産者に対して、販路拡大の提案と支援を行っている。

 

『つくる』という名前の由来は、平田社長の名前である『創太朗(そうたろう)』を引用して、『創(つくる)』が由来しているが、それに加えて『創る』という言葉には、平田社長のこだわりが込められている。

 

「私の中で『創る』は、『いろいろな仲間と新しいことを始める・創る』というポジティブなイメージがあります。それをもとに、『いろいろなお客様とさまざまな用途で活用していただけるスペースをつくる』という想いを込めて、『つくる』と名付けました。」

 

『つくる』は、一般のお客様には、岐阜のいいものを知っていただき、自社商品やサービスを広めたい事業者には、販路拡大の支援ができる。こうして、岐阜にとっての三方よし効果をつくるのである。

 

②岐阜のいいものを体験できる!「つくる」のセレクトショップとイベントツアー

 

『つくる』が提供する三つのコンテンツの中で現在、セレクトショップとイベントツアーに力を入れている。

 

セレクトショップは、お皿や瓶詰めの食品、ハンドソープなどすべて岐阜に特化した商品を幅広く取り揃えている。苺など旬の商品は、24時間販売できる自動販売機を導入するなど、斬新な取り組みも行っている。

 

イベントツアーは、『つくる』のスペースで開催する形式と、『つくる』が告知と集客を担当し、生産事業者の会場で行う出張形式の二つのパターンがある。

 

例えば、岐阜のシューフィッターによる『子どもの靴のえらびかた』のイベントが開催されたり、『瑞草園のお茶摘み体験』や、『宮大工による御神札(おふだ)立てを作るワークショップ』などを実施している。このように企業や個人を問わず、『つくる』を中心とした支援活動に積極的に取り組んでいると平田社長は話す。

 

「商品やサービスはいいものなのに、それを知ってもらうきっかけ探しに苦労している方が多いです。『つくる』を中心にして、岐阜の生産事業者と伴走して、一緒に販路拡大を成し遂げたいんです。」

 

その思いをもとに、今回はより岐阜で頑張る事業者さんや企業、クリエイターさんを始め、子育て中の方などがもっと気軽に利用できる業態へとリニューアルした。

 

セルフカフェは、入場料大人(高校生以上)700円、小人(中学生以下/3歳以上)500円、3歳未満無料で利用できる時間無制限、飲み放題、駄菓子3つ付きのスペースに進化。

 

「ノマドワーカーさんの作業場や学生たちの勉強の場所としての利用はもちろん、クリエイター同士が集まって打ち合わせなどをされている姿やママ友同士が子連れでゆったり過ごされている姿もよくみます。レンタルスペースは、カフェや駐車場、物販スペースすべてを丸ごと貸し切り、ワークショップやマルシェ、セミナーなどを開催いただけます。」

 

さらには、キッチンも貸し出し可能なのだそうだ。1日だけのお店をやられたい方や、セルフカフェで食事を提供したい方にも貸し出しOK。つくるを起点に、新しい商品、新しいお店、新しい活動、新しいつながりを作っていける場所となっている。そのほかに、物販棚の貸し出しも可能。レンタルスペースは常時相談を受付ているそうだ。

 

③「岐阜のいいものを県民に伝えたい!」地元愛で文化と伝統を紡ぐ

 

『岐阜のいいものを知っていただく』活動を進めるにあたり、このメッセージを誰に一番伝えたいのだろうか?平田社長は岐阜県民に一番伝えたいと意気込む。

 

「『つくる』発足当時にメンバーと意見交換をした際に『地元のいい商品を地元の人が一番知らない』という声が多かったんです。県外の方に届けることも大切ですが、岐阜の方に岐阜のいい商品を消費してもらうことが、結果的に一番事業者のお役に立てる部分だと思いました。『県産品や地元で頑張る事業者が企業、クリエイターを県民に向けたプレゼンできるお店にしよう!』と方向性を決めました。」

 

地元の方が地元のいいものを知らないというのは寂しいものだ。まずは岐阜県民の方に知ってもらうというのは、大事な取り組みである。

 

そのため、インスタグラムでは、『#岐阜観光』というハッシュタグを入れる一方で、『岐阜の新しいものが入りましたよ!』というような、岐阜県民のリピーターを囲うような投稿内容にしているという。

 

ちなみに、平田社長の座右の銘は、『温故知新』という言葉である。『古くから伝わる教えを大切にして新しい知識を得る』という意味だが、これが『つくる』のテーマに合致していると平田社長は言う。

 

「私たちは、岐阜の文化や伝統に通じる商品を扱っています。昔から伝わる提灯やお皿など、大事にしないといけないものを、どのように今の人々に伝えていくのかというテーマは、すごくクリエイティブな活動だと思っていて、毎日やりがいを感じています。」

 

温故知新の精神で、『県産品を県民の方に向けてプレゼンできるお店にする!』という地元愛が『つくる』の原動力だ。岐阜の魅力を発信し、岐阜の発展に貢献し続けるこれからの『つくる』が楽しみである。

 

④「お客様と伴走する」想いで!伴走支援コンテンツをさらに充実!

 

平田社長は、岐阜の事業者応援において、『お客様と伴走する』というキーワードをよく口にする。この『伴走』とは何を意味するのだろうか?

 

多くの企業が現在、人材不足と新規採用コストの問題を抱えている。だからこそ、企業と『伴走する』ことが大切だと平田社長は言う。つまり、企業がプロジェクトごとに新しく人材採用をする代わりに、『つくる』が持つ強みを補完し、クライアント企業の担当者の代理となれば、お互いにとってメリットがある。これが平田社長が考える『伴走する』である。この考えは、SOU社内でも応用しているという。

 

「誰にも強みがあれば弱みもあります。私も強みにしたがって、やりたいことややりたくないことがあるわけで、それは従業員も同様です。だから、SOU全員でお互いの強みを活かし弱みを補完し合っています。みんなで伴走する想いで、日々会社運営しています。」

 

社内外で伴走するという姿勢は、SOUの根幹なのだ。37歳の平田社長は山県市出身。以前は、印刷会社に勤めていたが、『作るだけに終わらない何かをしたい』という想いから、SOU株式会社を起業した。

 

印刷会社の仕事は、『お客様の悩みを確認したうえで製作するチラシやパンフレット』と『製作後のお客様支援の環境作り』の2つに分けられるという。平田社長は考え抜いた末、後者の方が自分の得意な部分だと思い、独立を決意した。つまり、『つくる』事業が平田社長の得意なのだ。そんな平田社長に今後の展望をうかがった。

 

「お客様に提案できる販路の一つとしてカフェがあったり、自動販売機があったり、体験コンテンツの挑戦があると思っています。今後は、スペース利活用以外のところでも、お客様への伴走的支援ができるコンテンツを増やしたいと思っています。」

 

 

 

 

『つくる』は、岐阜の生産事業者と一緒に伴走しながら、岐阜のいいものを県民に広める活動をしている。岐阜の文化と伝統を見にセレクトショップに行くのもよいしセルフカフェで仲間と過ごすのもよい地元愛が溢れる『つくる』へ、岐阜県民であれば一度訪れてみてはいかがだろうか。

 

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