飲食業
岐阜市

酵素玄米が食べられる隠れ家カフェ「ごはんとおやつのオニワソト」を訪ねてみた。

酵素玄米が食べられる隠れ家カフェ「ごはんとおやつのオニワソト」を訪ねてみた。
TOM
TOM
サラを連れていきたいごはん屋さんがあるんだ!今度一緒に行こうよ!
SARA
SARA
お店の名前がオニワソトなのね〜とっても可愛らしい名前ね♪
TOM
TOM
サラの中に潜む凶暴な鬼も、外に出ていってほしいからさ〜誘ったんだ!
SARA
SARA
はぁ?・・・あなたはその無神経すぎる鬼が出ていくといいわね・・・
この記事は約7分で読めます。
岐阜市にある「ごはんとおやつのオニワソト」をご存じだろうか。
からだにやさしくて美味しいをモットーに、食材と調味料にこだわった、心も身体も喜ぶ旬の料理を提供する隠れ家カフェだ。今回は、共同でお店を運営している森瀬さんと浅井さんにお話をうかがった。
今回のツムギポイント
  • 二人の出会い、開業に至るまで
  • 身体の中の鬼は外(オニワソト)へ
  • 人々が集うコミュニケーションの場に
  • 自分の夢や好きなことを追いかけ続けてほしい

①二人の出会い、開業に至るまで

 

2024223日にオープンした「ごはんとおやつのオニワソト」。化学調味料をなるべく使わず、旬のものや新鮮なもの、昔ながらのシンプルな製法で作られた調味料や地産地消を意識したメニューを開発・提供している。

 

森瀬さんと浅井さんは、もともと同じカフェで働いていた同僚であり、10年以上の付き合いだ。2人とも「いつか自分の店を持ちたい」という夢を抱いており、それが今回の開業につながった。

 

お二人はどのような出会いだったのだろうか?

 

浅井さん「私は幼い頃からお菓子作りが大好きでした。一度は就職したものの、どうしても飲食業に携わりたくなって製菓の専門学校に通いました。卒業後、カフェや洋菓子店で働いていた時、知人のお店を手伝う機会があり、そこで森瀬さんと出会いました。」

 

森瀬さん「浅井さんとは前の職場で出会い、よく『いつか自分たちのお店を持ちたい』と話していました。この建物はもともと私の父が喫茶店を経営していた場所なんです。この場所で二人でカフェを始められると決まった時はわくわくしかなかったですね。」

 

出会った後のお二人はお互いのことをどう思っていたのだろうか?

 

「カフェでお仕事をする中、私たち二人でメニュー開発をさせていただいてたんです。その時にいっぱい試作をし、二人でアイディアを出し合ったりしていました。カフェを始めるなら『この人とやりたい』とお互いが思っているほど気が合っていました。」

 

開業への想いは強かったものの、なかなか一歩を踏み出せずにいた。しかし、以前の勤務先が閉店することになり、「これを機に」と今回の開業に踏み切ったという。

 

1回のランチ営業からスタートし、現在は、木曜と金曜(月1回土曜)に営業している。

月により若干の変動あり。詳細はインスタグラムで随時発信している。

 

②身体の中の鬼は外(オニワソト)へ

 

開業をしようと考えていた当初、浅井さんの自宅の庭に小さな小屋を建ててそこで始めようと考えていたと話してくれた。

 

「最初は現在のお店ではなく、庭の一角で開業しようと考えていたんです。なので、『お庭』にちなんだ名前にしようと考えていたときに、私の当時3歳の息子が『オニワソト』と言ったんです。それを聞いて響きも良いと感じましたし、馴染みのある言葉なので店名に使おうと考えました。」

 

浅井さんは店名の由来を話してくれた。

 

順調に浅井さん宅の一角で開業の為準備を進めるも、さまざまな問題に直面しこの場所での営業は断念することとなった。

 

しかし、浅井さんと森瀬さんは諦める事なく、シェアキッチンを借りて、マルシェへの出店を行いながら、着々と準備を進めていったそうだ。

 

そんなある日森瀬さんのお父様が経営していた喫茶店で営業ができることとなり、「オニワソト」のオープンに向けて本格的に動き出した。

 

「店名の「オニワソト」は、からだにいいものをコンセプトにしているので、身体の中の鬼(老廃物)を外に出してくれる、デトックスのような作用もあったらいいなという想いも込めています。息子の発言がきっかけでしたが、私たちの想いとうまくマッチしたんです。」

 

「お庭」と「鬼は外」をかけた素敵なコンセプトのもと名付けられた。その店名にちなみ、節分の時期に合わせて2月にオープンさせる徹底ぶりだ。

 

「実は、お店の周りはあまり開けた立地ではないんです。ですが、逆に『隠れ家』というコンセプトにすることで注目してもらえるかなと考えました。内装は木の温かい感じとか、落ち着いた雰囲気がとても気に入っています。」

 

森瀬さんはお父様から引き継いだこのお店の雰囲気を残しつつもお二人のお気に入りの場所を作り上げたのだと教えてくれた。

 

 

オニワソトで提供しているメニューはすべて手作り。実際に農園へ足を運び、その日に仕入れた旬の食材でメニューを考えている。

 

「前職でもメニュー開発に携わっていましたが、『せっかく2人でお店を始めるなら、自分たちにしか出せないメニューを提供したい』と考えていました。季節の旬の食材を中心に、今これが美味しいから使ってみようとか、野菜をいただいたからこれを使おうとか、季節ごとに新しいメニューを考えるのもすごく楽しいです。」

 

イチ押しは、季節の旬の副菜がたくさんの「オニワソトプレート」。毎月内容が変わるので、それを楽しみにしているリピーターも多いのだとか。

 

「オーガニックにこだわりすぎると自分たちも大変だし、お客様もハードルの高いお店に感じてしまうので、こだわりでガチガチにならないように。オーガニック野菜はパワーも自然のエネルギーも豊富なので、そこは大事にしつつ、市販の野菜もうまく使っていきたいと思っています。」

 

 

特に担当を分けることなく、メニュー開発から調理まで、おやつやデザートもすべて2人で作っている。付き合いが長いからこそ、お互いの意見が衝突することはないのだろうか。

 

「基本的な考え方や想いは同じなんです。同じ方向を向いてはいますが、お互い、多少違うからこそうまくいくというか。お互いに学ぶことも多いですし、足りないところを補い合うことで、ちょうどいいバランスが取れていると思います。」

 

「オニワソト」では、店内での提供以外に、テイクアウトや注文販売も行っている。おやつの注文販売も可能で、ちょっとしたプレゼントや、お世話になった方々へのギフトにもぴったりだ。

 

また、毎月の「カレーの日」も好評だ。定着に向け、日々さまざまな配合を研究中とのことなので、こちらも期待したい。

 

③人々が集うコミュニケーションの場に

 

「オニワソト」は、多くのお客様が訪れる。どんな方がいらっしゃるのだろうか?

 

森瀬さん「開店当初は家族連れなどが多くいらっしゃるのではないかと考えてお子様向けのメニューも用意していたんですが、『からだにいいもの』を食べたいという意識が強いのは、やはり健康を気にしはじめた年齢の方が多くいらっしゃいます。」

 

浅井さん「私は、お客様とお話しするのが好きなんです。お客様との会話から参考になることも多いんです。『これがいいよ』とか『あそこ行ってみた?』とか。情報交換ができますし、自分の知らなかったことを知ることができて学びも多いんです。なので、これからもお客様とお話しさせていただきたいですし、お客様にも気軽に声をかけていただけたら嬉しいです。」

 

お二人は「小さなお店なので、アットホームな温かい雰囲気になればいいと思っています。」と話してくれた。

 

営業日以外は、趣味や好きなことを仕事にするお手伝いができればという思いから、ワークショップやネイルサロン、勉強会などのために場所の貸し出しを行っている。1時間単位でのレンタルも可能だ。

 

すでに動画撮影やエステルームとしてご利用いただいているほか、今後はワークショップなどの企画も進めていく予定だという。

 

④自分の夢や好きなことを追いかけ続けてほしい

 

長年飲食業に携わり、メニュー開発から調理まで幅広くこなす2人。家庭でも毎日料理をしているが、ずっと同じことを続けていて飽きてしまうことはないのだろうか。

 

森瀬さん「全然飽きないです。むしろ結婚して子どもが産まれて、料理する機会が増えてより好きになりました。もともと料理を作って振る舞うのが好きだったんです。美味しそうに食べてくれる姿を見るのがとっても好きなんです。」

 

浅井さん「私も昔からお菓子作りが大好きで、みんなに美味しいと喜んでもらえるのが嬉しいんです。これからはお菓子以外にも、おかずやパンなど、色々なものに挑戦していきたいと思っています。」

 

2人の料理への愛を感じる言葉だ。しかし、店を継続するためには、「好き」だけではやっていけないこともあるのではないだろうか。

 

「ひと言で『食』と言っても、実はものすごく奥が深いんです。栄養のこと、調味料のこと、食材がどう作られたかなど、私たちが常に勉強し続けていないと使いこなせないので、日々勉強中です。」

 

確かにその通りだと感じた。「からだに良い物」を提供するということは、調味料ひとつをとっても数多く存在しているのだから学びは尽きないだろう。

 

「やはりこだわればこだわるほど、仕入れの値段が高くなるので、お客様に提供する価格にも影響していまいます。お客様の為にもどこをどれだけこだわるかもきちんと考えなければいけないと感じています。経営面では素人なので、こちらも日々学びです。」

 

来年2月に1周年を迎える「オニワソト」。今後の目標や夢をたずねてみた。

 

「まだまだお店の認知度が低いので、これから少しずつマルシェへの出店も再開して、まずはもっとたくさんの人に知ってもらいたいです。ただ、マルシェに出店するにもいろんな制約があって、私たちが出したいものと実際に出せるものに違いがあるんです。なので、将来的にはキッチンカーとかもやれたらいいなと思っています。」

 

最後に、2人からこんな言葉をいただいた。

 

森瀬さん「母親になっても、自分の好きなことや夢を諦めないでほしいです。自分自身が夢に向かって進む姿を周りや子どもたちに見せることで、将来ちょっと迷った時に『そういえばお母さんもがんばっていたな』と思い出してくれたら嬉しいです。」

 

結婚・出産を経て、家事や育児をしながら好きなことを実現している2人の姿は、多くの人に希望と勇気を与えてくれるだろう。

 

浅井さん「家で作って美味しかったものをカフェで提供してみたり、カフェで人気になったものを家で作ってみたりしています。やっぱりママが笑顔で元気だと子どもたちも嬉しいはずなので、仕事、育児、家事のすべてがつながって、良い循環を生んでいるのかなと感じています。」

 

家庭と仕事を別々に考えるのではなく、どちらも延長線上にあると捉えることで、好循環が生まれていると話してくれた。

 

からだにやさしくて美味しいをモットーに、食材と調味料にこだわった、心も身体も喜ぶ旬の料理を提供する隠れ家カフェ「おやつとごはんのオニワソト」。

 

薪ストーブがある落ち着いた店内で、おいしいごはんを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

 

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