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岐阜市

懐かしさと新鮮さが融合した新感覚のたこ焼き店「たこやき BROWN DOT」を訪ねてみた。

懐かしさと新鮮さが融合した新感覚のたこ焼き店「たこやき BROWN DOT」を訪ねてみた。
TOM
TOM
サラはたこ焼きの味はソース派?醤油派?
SARA
SARA
どっちも好きなんだけど〜 醤油かな!あのどこか懐かしい味が美味しいよね!
TOM
TOM
懐かしいで言ったら、ラヂオ焼きでしょ!当時はすごい流行ってたもんね〜
SARA
SARA
・・・え?アナタ何歳なの?・・・
この記事は約5分で読めます。
岐阜市金宝町にある「たこやき BROWN DOT(ブラウンドット)」をご存じだろうか。
これまでにない斬新さが特徴の“醤油専門”たこ焼き店だ。今回は、オーナーの亀丸 一弘(かめまる かずひろ)さんにお話をうかがった。
今回のツムギポイント
  • 昔ながら、なのに新鮮!斬新なコンセプトのたこ焼き店
  • コロナ禍での苦悩と新領域での挑戦
  • エンタメ業界の復興と街全体の活性化を目指す

①昔ながら、なのに新鮮!斬新なコンセプトのたこ焼き店

 

2023414日にオープンした「たこやきBROWN DOT(ブラウン ドット)」は、岐阜駅から徒歩5分というアクセスの良さに加え、醤油味専門店という斬新なコンセプトで、地元住民だけでなく観光客からも人気のたこ焼き店だ。

 

コンクリート打ちっぱなしのスタイリッシュな外観に、差し色のエメラルドグリーンとピンクのネオン管が目を引くまるでカフェのような内装は、従来のイメージを覆す新感覚のたこ焼き店としてオープン当初から多くの注目を集めた。

 

「たこ焼きやですが、ありきたりな感じにはしたくなくて、若者や女性も気軽に立ち寄っていただけるように、スイーツ店のような見た目や雰囲気をイメージして作りました。」

 

幼少期から慣れ親しんだ懐かしの醤油たこ焼き。「食べられる場所がないなら自分で作ろう!」と、昔ながらの岐阜のたこ焼きを再現&ブラッシュアップしたという。『まるうま醤油たこ焼き』というネーミングの通り、こんがりきつね色のまんまるフォルムが特徴だ。

 

「あえて焦げ目をつけることで外側がカリッと香ばしくなるんです。岐阜のたこ焼きはキャベツをたっぷり入れているので、醤油の香ばしさとキャベツの甘みが絶妙にマッチして、すごく美味しいんです。みんなが『これが岐阜のたこ焼きだ』と思うたこ焼きを作りました。ありがたいことに、オープン当初からすごく好評をいただいています。」

 

味の決め手は、岐阜県産の醤油をベースに数種類の醤油や具材をブレンドしたこだわりの特製醤油だ。まずはプレーンで、口いっぱいに広がる醤油の旨味と香ばしさ、キャベツの甘みを楽しんでほしいという。お好みでねぎ天かすや炙りチーズなどのトッピングを追加し、味変して楽しむのもオススメだ。

 

また、夏季限定の『紅茶のかき氷』、冬季限定の『和だしスープ』、トッピングの『ガリたく』や『磯部焼きのり』、持ち運びに便利な『カップたこやき』など、季節限定メニューや工夫を凝らしたトッピングメニューも続々と展開中だ。

 

金神社(こがねじんじゃ)や金公園(こがねこうえん)といった人気スポットに隣接しているため、観光の途中に立ち寄る人々も多く、「新しい岐阜市のグルメスポット」として注目されている。地元住民にとっては昔から慣れ親しんだ味、観光客にとっては岐阜らしさを味わえるお店となっている。

 

今後どのような新メニューが出るのか、そちらも目が離せない。詳細は随時公式インスタグラムで発信しているので、ぜひチェックしてみてほしい。

 

②コロナ禍での苦悩と新領域での挑戦

 

普段は、自身もバンド活動で全国をまわりながら、ライブハウス「YANAGASE ANTS」、ミュージックバー「COLORS」、音楽スタジオ「Sound Studio PRIME」を経営する亀丸さん。

 

これまで音楽一筋の人生を歩んできた亀丸さんがたこ焼き店を手掛けたのには、新型コロナウイルス感染症の影響があったという。

 

「コロナが流行し始めて間もない頃、『ライブハウスでクラスター(集団感染)が発生した』という報道で、エンタメ業界が大きな打撃を受けました。なんとか耐えて、やっと営業再開したけど、やっぱりコロナ前に比べると客足も減ったし、運営できなくて閉店するところもかなりありましたね。」

 

ライブハウスでクラスター発生という報道により、全国のライブハウスが厳しい視線にさらされた。もちろん、亀丸さんが経営するライブハウスやバーも例外ではなかった。

 

早い段階から営業自粛を求められ、緊急事態宣言の発令に伴う休業要請の対象となったライブハウスは、予定されていたイベントが軒並み中止や延期となり、先の見通しが立たない困難な状況に。営業再開後も客足が完全に戻ることはなかった。

 

「他にも何か事業を始めようかと考えた時に、僕は食べることが大好きで、全国ツアーに行くと絶対にその土地の美味しいものを食べるんです。なので、飲食関係をやってみたいなって思ったんです。それで思いついたのがたこ焼きです。」

 

構想からオープンまでの準備期間は約半年。外装や内装は奥様が中心となって進め、亀丸さんはレシピの研究に取り掛かった。醤油や生地の開発にあたり、柳津にある人気ラーメン店『麺坊ひかり』の店主に監修してもらい、現在のレシピが完成した。

 

「食べた瞬間に『これで間違いない、絶対いける!』と思いましたね。僕もいろんなお店のたこ焼きを食べますけど、全く負けてないなって思います。」

 

自慢の醤油たこ焼きは日本酒との相性も抜群で、先日金公園で開催された「日本酒フェス」でも大好評だったそう。

 

普段はライブハウスにいることが多い亀丸さんだが、スタッフが少ない日は自らキッチンに立ち、調理・接客をするという。

 

「いまうちで、働いてくれているのはミュージシャンの子が多いんですが、僕自身もずっと音楽活動をしてきて、たくさん大変な思いをしてきたので、後輩たちがツアーに行った時は僕が代わりにお店に入って、帰ってきた時にまた仕事があればいいなと思ってやってます。」

 

多くのアーティストから「カメさん」の愛称で親しまれ、岐阜でのライブの際は必ず亀丸さんの元を訪れるのだそう。それほど多くのアーティストから慕われているのは、亀丸さんの「夢に向かって頑張っている後輩を応援したい」、「岐阜の音楽シーンを盛り上げたい」という気持ちがしっかりと伝わっているのだろう。

 

「今までの人生、ずっと自分の好きを貫いて来ました。もちろんそのための努力もめちゃくちゃしました。音楽活動って多くは趣味で終わっちゃうんで、いつまでやってるの?みたいなことも結構言われましたね。でも僕はそれがどうしても納得いかなくて。好きなことで生活できたら僕が正解だと思って生きてきたし、今も好きなことをやって生きてます。」

 

と話してくれた。

 

③エンタメ業界の復興と街全体の活性化を目指す

 

すでに多くの事業を手掛ける亀丸さんだが、今後の展望についても語ってくれた。

 

「今すぐ何かというわけではないですが、常にアンテナは張ってますよ。まだ全然構想段階ですけど、キッチンカーでイベントに出店したりとか、自分自身がローカルミュージシャンとしてもうちょっと名前を売っていこうかなとか、いろいろ考えてます。ただ、自分の店だけ流行っていても意味がないんで、街全体を盛り上げるためにはやっぱりみんなで協力しないと。もっと岐阜の魅力を外に発信できるように頑張らないとって思いますね。守ってると落ちていくだけなので、攻め続けないとと思っています。」

 

岐阜の音楽シーンを盛り上げ、街全体を活性化させたいと意気込む亀丸さんだが、自分ひとりが頑張るだけではなく、周りの協力があってこそだという。

 

「たこ焼き店も、バンド活動も、ライブハウスやバーの経営も全部好きでやってるので、まだまだ引退するつもりはないです。海外でツアーしたり、北海道から沖縄まで呼ばれて行ったり、ずっとがむしゃらに生きてきたので、これが自分にとっての普通なんですよね。」

 

現在54歳の亀丸さんだが、それを全く感じさせない活力と行動力には脱帽だ。「これはもう性分ですね」と笑いながら話してくれた。エンタメや飲食を通して地元・岐阜を盛り上げたいという情熱を持ちながら活動を続ける亀丸さんの、これからのさらなる飛躍に注目したい。

 

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