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岐阜市

お客様のSOSにすぐ応える「岩崎電機株式会社」を訪ねてみた。

お客様のSOSにすぐ応える「岩崎電機株式会社」を訪ねてみた。
TOM
TOM
もうすぐ夏なのに、家にエアコンが故障したんだ!どこに修理をお願いしたらいいんだろう・・・
SARA
SARA
大変じゃない!修理ね・・・どこに頼んだら良いかわからないわね・・・
TOM
TOM
とりあえず、エアコンに「お願い!動いて!」って頼んでみたんだけど・・・
SARA
SARA
・・・あなた、家電と会話ができるのかしら・・・
この記事は約6分で読めます。
岐阜市にある「岩崎電機株式会社」をご存知だろうか。
地域密着型の空調屋として創業3年で600件以上のエアコン工事の実績を誇る、若き経営者によるベンチャー企業だ。今回は、代表取締役の長野 貴仁(ながの たかひと)様にお話をうかがった。
今回のツムギポイント
  • 家族想いの若き経営者
  • 空調修理の需要に応える!
  • 空調修理も補助金もお任せ!
  • 「お客様のSOSにすぐ応える!」が信条
  • 採用と育成で空調業界の未来を拓く

①家族想いの若き経営者

 

岩崎電機は、エアコンの修理、メンテナンスなどの空調事業を中心に展開する、地域密着型の空調屋だ。創業は2021年10月で、今期で4期目を迎えている。

 

長野社長は現在32歳。経験を積んだベテランの職人が多い空調業界への若い世代の参入により、業界に新たな風を吹き込んでいる。もともと会社員だった長野社長が企業したのは29歳の時。背景には、物価の上昇に対してサラリーマンの給与がほとんど変わらないという社会状況への危機感があった。

 

「経済的なことを考え、このままでは、将来的に家族に不自由な暮らしをさせてしまうのではないかと危惧しました。『不自由のない暮らし』を実現するために、家族と話し合い、企業を選びました。」

 

族を守りたいという想いから、起業という決断をしたのだ。長野社長には、「身近な人を大切にすることが、社会にとって価値のある会社をつくりだすことに繋がる」という信念がある。

 

「日頃から、身近な人を大切にできない会社は、社会に必要とされる存在にはなれないと考えています。だからこそ、家族や従業員、お客様を大切にすることを何より重視しています。」

 

厳しくも温かい姿勢が、長野社長の経営の根幹を支えている。

 

社名に含まれる「岩崎」という言葉は、長野社長が目指す企業像に由来する。

 

「『岩崎』は地名からとっています。その地域に根差した企業、そして貢献できる企業を目指して、社名に入れました。将来的には『岩崎』に社屋を構えることを目標にしています。」

 

地域密着型の企業を目指し、地域の方々とのつながりを大切にする姿勢が社名にも反映されている。若き社長が家族への想いを原動力に立ち上げた岩崎電機。地域に根差した空調業者として、暮らしに安心と快適を届けている。

 

②空調修理の需要に応える!

 

長野社長はもともと、新卒で製氷会社に入社し、全自動製氷機などの厨房機器の販売に7年間携わっていた。そこで扱っていた機器が持っていた「冷やす・温める」という性質は、現在取り扱う空調機器とも共通している。

 

製氷会社での経験を活かしながら、新たな分野での挑戦ができると考え、空調業界での企業を考え始めたという。厨房業界も選択肢にあった中で空調業界に決めた理由のひとつは、前職で気付いたお客様のニーズだった。

 

「前職で飲食店訪れる中で、『信頼できる空調業者がいない』『どこに修理を頼めばいいか分からない』といった声を多く耳にしました。これらの声は明らかなニーズであると気づき、自分が培ってきた技術や経験が、お客様の役に立てると確信を持てたんです。」

 

空調業界では、エアコンの取り付けを行う業者は多く存在するが、故障時の修理に対応できる業者が少ないのが現状だ。そのため、修理対応ができること自体に、高い存在価値があるという。岩崎電機は業界のニーズを汲み取り、創業して3年で600台以上のエアコン工事を手がけている。

 

職人の高齢化が進み、病気や年齢が理由で現場を離れる職人が増えることによって、人手不足が浮き彫りになっています。そうした背景のなかで、修理対応できる若い職人として、うまくニーズにマッチしていることが、多くの依頼に繋がっていると考えています。」

 

空調業界の課題とニーズに向き合い、修理対応ができるという確かな強みで信頼を築く岩崎電機。若き職人の視点と技術が、地域の空調を支える新たなスタンダードをつくり始めている。

 

③空調修理も補助金もお任せ!

 

岩崎電機は現在、バックオフィス業務の社員を除くと、社長を含む3名体制で現場を運営している。技術力に優れた社員が現場をリードしてくれるため、社長は営業活動や経営の仕事にも注力することができている、と教えてくれた。

 

現在は、飲食店や店舗、オフィス、工場など法人のお客様が中心で、依頼の多くは同業の空調業者や建築業者である。業界全体で人手不足が深刻化している中で、信頼できる若手の存在が重宝され、それが強みになっていると、長野社長は分析している。

 

「空調業界は経験年数が重視される世界なんですが、50~60代のベテラン職人の技術を積極的に学んで日々研鑽に励んでいる結果、確かな技術力を身につけた若手もお客様に信頼されるようになってきています。

 

創業当初は技術面で不安な部分もあったが、今では基盤が整い安定した事業体制が築かれている。

 

岩崎電機の強みは、主に2つある。

1.エアコン修理ができる若手の技術者が在籍している

2.補助金に関する情報提供と申請サポート

 

特に、補助金サポートはお客様にとって大きな強みだ。空調設備の導入に際して、国や自治体から多くの補助金が用意されており、岩崎電機ではそれらの情報を提供するだけでなく、実際の申請サポートも行っている。

 

若手技術者による修理対応と丁寧な補助金申請サポートが強み。岩崎電機は、お客様のニーズに応える頼れる空調パートナーである。

 

④「お客様のSOSにすぐ応える!」が信条

 

空調業界で働く魅力は、「お客様から直接感謝の言葉をいただきながら仕事ができること」だと長野社長は語る。

 

自分の仕事が誰かの役に立ち、その対価として報酬を得られる社会貢献度の高い仕事だと思っています。また、技術職でもあるため、現場を通じてダイレクトに成長を実感できる点も魅力です。

 

最初は小規模なエアコン修理から始まり、経験を重ねることで工場やビル設備など、大きく複雑な現場にも対応できるようになり、大きな自信と責任感を持てる。感謝と成長、その両方を得られるのが魅力だ。

 

「私が仕事を通じて大切にしていることは、お客様の困りごとを自分ごととして捉え、スピード感をもって対応することです。」

 

特に修理業務においては、設備の故障はお客様の事業そのものに直結する深刻な問題となる事が多い。

 

「お客様の状況や影響を深く理解し、いかに迅速に動けるかを常に意識しています。」

 

単なる修理業務にとどまらず、「お客様のその日の営業を守る」という意識で業務に臨む姿勢こそが、岩崎電機が最も大切にしている価値観である。また、お客様に選ばれる企業になるため、認知度向上に焦点をあて、営業活動とマーケティング施策の両輪で取り組んでいる。

 

『存在を知ってもらうだけで、当社の価値は伝わる』との考えから、まずは接点を持つことを重視しています。そのため、私の直接的な営業や、マーケティング会社での勤務経験がある社員による、ホームページやダイレクトメールなどを通じた情報発信など、あらゆる可能性を追求しています。

 

お客様第一主義のもと、お客様のSOSにはスピード感をもって対応、さらなる認知度向上にも励んでいる。岩崎電機は、誠実な対応力を強みにお客様に選ばれる空調業者として信頼を集めている。

 

⑤採用と育成で空調業界の未来を拓く

 

岩崎電機では将来を見据え、「人材の採用と育成」にも力を注いでいる。

 

「修理やサポートの仕事は、現場に行って対応する必要があるので、物理的に人手が必要です。これから事業を拡大していくにあたり人材が足りなければ、大切にしているスピード対応が難しくなるので、採用と育成が急務なのです。」

 

一方で、若手への技術指導にはまだ課題があり、今後は教え方の工夫が必要だと感じている。採用への取り組みの一環として、社内の実際の雰囲気や業務内容を伝えるため、Instagramを通した様々な発信を行っている。

 

若い世代が『ここで働きたい!』と思えるような、あたたかい職場を見せることが目的です。たくさんの仲間と出会えることを楽しみにしています。」

 

現場仕事のこれまでのイメージを刷新し、感謝されるやりがいある仕事として広めたい考えがある。今後は補助金支援や技術力もさらに伸ばしながら、仲間を増やしていくことも大きな目標だと、長野社長は語る。

 

岩崎電機は、若き社長の家族への想いから始まり、地域密着型の空調業者として、スピード感のある対応と確かな技術で信頼を築いている。特に、若手技術者によるエアコン修理や補助金申請サポートなど、お客様のニーズに応えるサービスが魅力だ。

 

空調業界の未来を担う岩崎電機の取り組みから、今後も目が離せない。

 

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