痛みの根本解決!治療×フィットネスで新しい可能性を切り拓く「長良天神整骨院」を訪ねてみた。





治療と運動を融合させた独自のアプローチで、根本的な痛みの解決を目指している整骨院だ。今回は院長の中村 正夫(なかむら まさお)様にお話をうかがった。
- 店名に込められた、地域へのまっすぐな想い
- 社会人から柔道整復師へ、自身の体験がきっかけの転身
- 佐賀での修行で身につけた店舗運営と技術力
- 完全個室制で実現する「治療×フィットネス」の融合
- 根本治療の普及と多店舗展開への展望
①店名に込められた、地域へのまっすぐな想い
岐阜県岐阜市にある「長良天神整骨院」。この名前には、地域に根ざし、地元の方々に愛される場所でありたいという院長・中村さんのまっすぐな想いが込められている。
「僕は岐阜県山県市出身で、地元・岐阜で開業することには特別な意味がありました。物件を探していたとき、この場所を見つけたんです。環状線沿いで人の目にとまりやすく、ここならたくさんの方に知ってもらえるかもしれないと思いました。」
店舗の南側には、地域の人々から長年親しまれてきた長良天神神社がある。その名を店名に取り入れたのは、中村さんなりの「地域に寄り添いたい」という気持ちの表れだ。
「自分の名前を取って“中村整骨院”とすることも考えましたが、それよりも“長良天神”という名前の方が、地域の方々に親しんでもらえるんじゃないかと思ったんです。」
開業当初から変わらず、地域に寄り添うことが中村さんの経営の軸になっている。
「もちろん、遠方からもたくさんの方に来ていただけたら嬉しいです。でもまずは、地元の方に信頼してもらえる整骨院でありたい。それが僕の一番の願いです。」
この街に根を張り、地域とともに歩んでいく—「長良天神整骨院」は、そんなあたたかな想いに支えられた場所なのだ。


②社会人から柔道整復師へ、人に感謝される仕事への転身
中村さんが、整骨の道を志した背景には、自身の体験がある。大学卒業後は車関連の仕事に就き、重いバッテリーやタイヤを扱う日々を送っていた。そんな中、ある日腰を痛め、母が通っていた整骨院を訪れることになった。
「通院を続ける中で、先生が患者さんから直接『ありがとう』『楽になった』と声をかけられている場面に出会いました。その姿に強く惹かれたんです。」
その出会いは、中村さんの人生の大きな転機となった。人から感謝される仕事――それは多くの人が憧れるものだが、実際に行動へ移す人は多くない。そんな中でも、中村さんはすぐに整骨院の道を目指し始めた。
「昼は岐阜市内の整骨院で働き、午後からはデイサービスで勤務、夜は専門学校で学ぶという生活を3年間続けました。」
専門学校では、国家資格である柔道整復師の取得に必要な柔道の授業にも本気で取り組んだ。授業だけでなく柔道部にも入部し、最終的には黒帯を取得するまでに至る。
「柔道整復師の資格は、その名の通り柔道から派生した国家資格です。形を学ぶ必要があったのですが、自分でやるならしっかりやりたいと思って柔道部に入り、黒帯を取りました。」
中村さんのこうした姿勢からは、物事に対して妥協を許さず、徹底的に向き合う人柄が感じられる。資格取得にとどまらず、現場での実務経験と専門的な学びを同時に積み上げたこの3年間が、後の独立を支える確かな土台となっているのだ。
③佐賀で磨いた技術力と経営術
国家資格を取得後、中村さんはまず名古屋市内の整骨院で勤務を始めた。しかし、さらなるスキルアップを求め、縁あって九州・佐賀へと拠点を移すことになる。きっかけは、アスリート専門の施術を行う、ある師匠との出会いだった。
「施術技術がとにかく素晴らしくて。この方にもっと学びたいと思ったんです。」
その想いを胸に、中村さんは師匠とともに佐賀へ向かい、新たな整骨院の立ち上げに携わった。
「佐賀では、立ち上げ時から2年半、院長として経営全般を任されていました。集客から人材のリクルートまで、整骨院運営に必要なすべてを経験できた期間でした。」
まだ20代で経営の現場を一手に担った日々は、技術と並んで中村さんの大きな財産となった。現場の手技だけでなく、店舗経営に必要な実践的なノウハウを身につけたことで、「自分でやっていける」という確かな手応えを得られたのだという。
「佐賀での経験があったからこそ、独立に対しての不安はありませんでした。集客の方法や経営の型が、身に沁みていましたから。」
また、この佐賀で中村さんの人生にもう一つの大きな出来事があった。長女の誕生である。これを機に「子育ては地元で」という想いが強まり、岐阜への帰郷を決意。技術と経験を携え、満を持しての独立開業へと踏み出した。
④完全個室制で実現する「治療×フィットネス」の融合
実際に院内を訪れると、一般的な整骨院との違いがすぐにわかる。すべての施術スペースが個室になっており、十分な広さとともにプライバシーがしっかりと守られている設計だ。
「従来の整骨院にある、横を見たらすぐ隣に誰かが寝ているような空間があまり好きではなかったんです。一人ひとりをしっかりと丁寧に見たいという想いから、すべて個室にしました。」
この空間づくりへのこだわりは、治療に対する中村さんの真摯な姿勢を映し出している。施術の効果はもちろん、患者様が安心して過ごせる環境を整えることも大切な要素だと考えているのだ。
特に女性の患者様からは、周囲の視線や会話が気にならない点について高く評価されているという。
「やはり、他の方に見られたくない、会話を聞かれたくないという女性の方も多いです。個室ならお子さんを連れてきていただいても安心ですし、ご家族で順番に施術を受けられるという利点もあります。」
中村さんが提案するのは、「治療×フィットネス」というスタイルによる根本改善のアプローチだ。
「根本的に改善するには、痛みの原因となっている“悪い動き”自体を変えていかないといけません。マッサージなどの施術だけでは一時的に楽になっても、動きが改善されなければまた痛みが出てきてしまいます。」
中村さんは来院する一人ひとりの身体の状態や動きを丁寧に見極め、それぞれに合わせたトレーニングプログラムを組み立てている。
「体幹を鍛えることを基本としながらも、その方の弱い部分や姿勢のクセに合わせて内容を変えています。治療と運動の両方を、パーソナルで提供できるのが自分の強みだと思っています。」
この「治療×フィットネス」の考え方は、継続的な身体づくりを支え、再発の防止にもつながっている。
「最初は治療を目的に来られる方が多いのですが、通ううちに運動の重要性を実感され、トレーニング中心に通われる方も増えています。痛みが取れた後もジムのような感覚で、継続して来院される方もいらっしゃいますね。」
治療と運動の両面から支える中村さんのスタイルは、痛みの改善だけでなく、その先の“健やかな毎日”を見据えた選択肢となっている。

⑤根本治療の普及と多店舗展開への展望
現在、中村さんのもとには、幅広い年齢層の患者が訪れている。最近では現役のサッカー選手が来院することもあるという。
「インスタグラムを見て興味を持ってくれた選手が来てくれて、そこから紹介で他の選手も来てくれるようになりました。スポーツ選手は筋肉量が多く、少し動き方を変えるだけでも大きな変化が出ることが多いので、一般の方とはまた違った視点での施術が求められます。」
一方で、子どもの来院も増加している。
「親御さんが姿勢を気にして連れて来られることや、スポーツによる身体の不調で来られるケースが増えています。これからは子ども向けの整体や運動指導のニーズがさらに高まっていくと思っています。」
中村さんの今後の展望は明確だ。まずは「治療×運動」という考え方を、より多くの人に知ってもらうこと、そして将来的な多店舗展開による事業拡大である。
「業界内では運動療法の重要性が少しずつ認識され始めていますが、一般の方にはまだ十分に浸透していないと感じています。痛みの根本改善には運動が必要だという考え方を、もっと多くの人に届けていきたいです。」
また、人材育成にも注力しており、現在は中村さんと、佐賀時代に共に働いたスタッフの2名体制で整骨院を運営している。
「今後は新たに求人も行い、理念を共有できる仲間を増やしていきたいです。同じ方向を向いて学び合い、育っていける環境を整えていきたいですね。」
中村さんが目指しているのは、ただの治療院ではない。「痛みが出たらマッサージ」という従来の考え方にとどまらず、「痛みの原因を取り除くための運動」という新しい価値観を地域に根づかせようとしている。
完全個室のプライベート空間で、一人ひとりに合わせた治療と運動を組み合わせたアプローチ。そして、根本からの改善を目指す強い信念。
そんな革新的な整骨院を探している方は、一度「長良天神整骨院」を訪れてみてはいかがだろうか。治療への真摯な姿勢と高い専門性が、きっと信頼につながることだろう。

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