サービス業
瑞穂市

しなやかに、自分らしく。体と心に寄り添う「mine」を訪ねてみた。

しなやかに、自分らしく。体と心に寄り添う「mine」を訪ねてみた。
TOM
TOM
サラ、最近なんかシュッとしてない?クマっぽくないよ
SARA
SARA
失礼ね。ちょっと体を動かす習慣を始めたのよ
TOM
TOM
僕も動いたほうがいいかな・・・今日から散歩一歩だけしようかな・・・
SARA
SARA
・・・せめて三歩にしなさいよ・・・
この記事は約8分で読めます。
瑞穂市にある「mine」をご存知だろうか。
ベストボディ・ジャパン2021年優勝の経験があるオーナーが運営するジム・ピラティススタジオである。今回は、代表オーナーのよりこさんと、ピラティストレーナーのるいさんにお話をうかがった。
今回のツムギポイント
  • 自分らしさと縁を大切に 名前とロゴに込めた想い
  • 挑戦と出会いから生まれた「mine」の歩み
  • 女性の体に寄り添うトレーニング哲学
  • 柔軟な対応と安心できる空間づくり
  • 地域と人をつなぐ、未来への歩み

① 自分らしさと縁を大切に 名前とロゴに込めた想い

 

スタジオの名前「mine」には、よりこさんがこれまで歩んできた道のりと想いが込められている。

 

スタジオを始める前、よりこさんはモデルやトレーナーとして個人で活動していた。個人事業の屋号は「エクシードミー」。そこには「自分自身を超える」という強い想いがあったという。けれど、スタジオという新たな場を立ち上げるとき、そのままの名前を使うことに少し違和感を覚えた。

 

「個人事業名をそのままスタジオ名にするのはイメージが違うかもしれないと思いました。それで新しい名前を考えて、アイマイミーマインのmineから取りました。自分のもの、自分らしく、自分の場所という意味を込めています。響きが可愛らしくて柔らかい感じがして、意味もイメージもぴったりだと思ったんです。」

 

ロゴのデザインもその想いを形にしたものだ。可愛らしいデザインの中央には「m」の文字あり、丸く囲まれている。それは縁を表すものだという。

 

「mを丸で囲んでいるのは縁をイメージしています。人が集まってくる、パワースポットのような場所になったらいいなと思ったんです。」

 

mineという名前とロゴには、自分らしさを大切にしながら、人と人とが自然につながる場所にしたいという願いが込められている。

 

② 挑戦と出会いから生まれた「mine」の歩み

 

よりこさんの人生を大きく変えたのは、2021年のベストボディ・ジャパンでの全国優勝だった。スタジオを開くきっかけも、そこから始まっている。

 

「ベストボディ・ジャパンで日本一になったとき、今度は自分が教える側になりたいと思ったんです。それがトレーナーを目指すきっかけでした。」

 

ベストボディ・ジャパンへの挑戦は、驚くことにほとんど独学の積み重ねだったという。

 

「パーソナルトレーニングにも通ってはいましたが、自分で学んで試したことの方が大きかったです。試行錯誤しながら、自分なりに体と向き合ってきました。」

 

ベストボディ・ジャパンは単なる筋肉量を競う大会ではなく、健康的な美しさを評価する場だ。

 

「筋肉だけじゃなく、知性や内面も含めたトータルでの美しさが評価される大会なんです

 

その大会で頂点に立ったことが、よりこさんの自信につながった。けれど、トレーナーとして人に教える道は新たな学びの連続だったという。

 

「自分の体を仕上げるのと、人に教えるのとでは全く違いますよね。だからこそ解剖学を学んだり、いろんなトレーニングを学んだり、指導法を身につけるためにスクールに通って準備を重ねて、トレーナーとしてデビューしました。」

 

その後、名古屋での生活を経て、地元の岐阜に戻り、事業を始めることを決意する。お店を持つ夢を胸に、同じジムで業務委託として働いていた、るいさんと出会ったことが、大きな転機となった。

 

「トレーニングとピラティスを掛け合わせれば、もっといいものを届けられると思ったんです。それで、一緒にお店をやらないかと声をかけました。」

 

るいさんは18歳からトレーナーとして活動し、今はピラティスを専門に指導している。

 

「高校卒業後にジムのトレーナーとして働き始めましたが、結婚を機に一度離れたんです。6年くらいブランクがありましたが、復帰してからはずっとパーソナルトレーナーとして活動しています。ピラティスを始めたのは5年ほど前からですね。」

 

トレーニングとピラティスの違いについても、わかりやすく話してくれた。

 

「全然別ものなんです。ピラティスはインナーを鍛えて姿勢を整えることが中心で、トレーニングはどちらかといえばアウターの筋肉を鍛えるもの。役割が違うんです。」

 

最初によりこさんから声をかけられたときは、正直なところ迷いもあったとるいさんが教えてくれた。しかし、何度も話を重ねるうちに、自然と気持ちが固まっていった。

 

「正直、最初はうまくイメージが持てず、どうしようか迷っていました。でも、お話を重ねるうちに、よりこさんが本当に大切にしていることや、描いている未来が伝わってきて、自分もそこに関わっていけたらと思ったんです。」

 

ふたりの挑戦と信頼の積み重ねが、「mine」という場所を生み出した。この場所で、よりこさんとるいさんは、それぞれの経験と想いを重ね、訪れる人の心と体に寄り添う時間を大切にしている。

 

③ 女性の体に寄り添うトレーニング哲学

 

mineの最大の特徴は、女性らしい健康美を大切にしている点にある。その根底には、よりこさん自身の試行錯誤の経験があった。

 

「私もトレーニングを始めた頃は手探りで、いろいろな方法を試しては失敗の繰り返しでした。でもその中で、本当に自分が目指したい身体やゴールが少しずつ見えてきたんです。」

 

そこから独学でストレッチやケアについて学び、自重トレーニングの重要性にも気づいていったという。

 

「今はトレーニングそのものよりも、その後のケアやストレッチを大事にしています。正直、半分以上はストレッチやケアの時間です。きついトレーニングをするというより、体を楽にして、動きたくなる体づくりを意識しています。」

 

トレーニングを終えたお客様からは「しんどかった」ではなく、「すっきりした」「楽になった」という声が多い。

 

「ストレッチだけでも体はちゃんと変わっていきます。筋肉を伸ばして縮める、その動作自体がとても大切です。だからこそ、お客様には正しい知識を持った上で、無理のない正しい方向で進んでほしいと思っています。」

 

食事に対する考え方も、極端な制限はしないというスタンスだ。

 

「食べ過ぎない、飲み過ぎない。それだけなんです。無理な制限をしても一時的に体重が落ちるだけで、いい結果にはならないと思っています。好きなものを食べていいんです。ただ、その中で調整して管理することが大事だと思っています。」

 

食事管理もトレーニングもピラティスも、どれも続けることが何より大切だとよりこさんとるいさんは言う。その積み重ねが、しなやかで自分らしい女性の体をつくっていくのだ。mineでの時間は、そんな前向きな一歩をそっと後押ししてくれる場所になっている。 

 

④ 柔軟な対応と安心できる空間づくり

 

営業時間は基本的に不定休で、パーソナル指導は予約に応じてスケジュールを調整しながら、柔軟に対応している。

 

「お互いの予定を調整しながら、その都度スケジュールを組んでいます。」

 

特筆すべきは、子ども連れでの利用も歓迎している点だ。

 

「お子さん連れでも大丈夫です。特に春休みとかは預けられない方も多いですし、『今日子どもと一緒でいいですか?』と相談してくださる方もいます。」

 

もちろん、自分だけの時間を過ごしてほしいという気持ちもある。

 

「子育てから離れて自分の時間を持つことってすごく大事ですよね。mineの名前の通り、自分の場所、自分を見つめる時間になったらいいなと思っています。」

 

トレーニング効果については、即効性があると二人は自信を持って語る。それは、お客様の反応からも実感できるものだ。

 

「ピラティスを体験するだけでも姿勢がパッと変わりますし、トレーニングやケアの仕方を少しお伝えするだけで、体の変化を感じてもらえると思います。初心者の方でも、来たときと帰るときで違いを実感できるんじゃないでしょうか。」

 

るいさんも続けることの大切さを伝える。

 

「体験すると自然と体が意識するようになります。ちょっと胸を張ろうとか、背筋を伸ばそうとか、日常の姿勢が変わるんです。それを維持するためにも続けていくことが大事ですね。」

 

無理のない指導だからこそ、トレーニングを通じて体だけでなく内面も磨かれていくのだろう。

 

⑤ 地域と人をつなぐ、未来への歩み

 

mineには、これからの展開に向けた確かなビジョンがある。よりこさんは、事業の成長だけでなく、地域への貢献にも力を入れていきたいと考えている。

 

「私たちはイベントにも力を入れていて、これからもっと大きくしていきたいと思っています。トータルビューティーを軸に、将来的にはブライダルの分野にも関わっていけたらと考えています。活動を通じて岐阜を盛り上げたい、そんな思いもあります。」

 

すでに屋外でのユニークなイベントも開催し、参加した人たちから好評を得ている。

 

「美body×美食をテーマにしたイベント『美活Do』は、1回目はキャンプ場で、2回目は岐阜の金華山で行いました。1回目はキャンピングカーでコース料理を用意して、2回目は金華山に登ってお弁当を食べたんです。」

 

これらのイベントには、人と人とのつながりを大切にしたいという想いが込められている。

 

「少しずつでも規模を広げて、もっと大きなイベントにしていくのが目標です。いずれは大きな会場で『大人の大運動会』のようなイベントもやってみたいです。イベントを通じて、美容を頑張る人たちのつながりが広がっていったら嬉しいですね。」

 

これからのご自身のトレーニングについて、よりこさんは迷いなく言葉を紡ぐ。

 

「体が動く限りはずっと続けたいと思っています。今のところ、まだまだいけそうな気がしています。」

 

るいさんも同じ想いを抱いている。

 

「やっぱり、動いているから健康でいられるんだと思います。もともと元気なわけじゃなくて、トレーニングをしているからこそ元気でいられる、そんな感じですね。」

 

二人は、トレーニングが心にも良い影響を与えることを強く感じている。

 

「トレーニングをしていると、気持ちも前向きになります。メンタルが強くなって、自信もつくんです。来たときは落ち込んでいたお客様が、帰る頃にはすっかり元気になって、『何に悩んでたんだろう』って笑って帰られることもあります。」

 

この仕事を続ける理由について、二人の答えは同じだった。

 

「続けない理由がないんです。どうしてそんなに前向きでいられるんですかって聞かれることもありますけど、それはやっぱり体を動かしているから。人生を楽しく過ごすために、必要なことだと思っています。それをもっと多くの人に伝えていきたいですね。」

 

体を動かすことの素晴らしさを、多くの人に届けたい。その想いがmineを支える原動力になっている。健康美を求める女性はぜひ訪れてみてほしい。しなやかで女性らしい、そして自分らしい健康美に向けた一歩を踏み出せることだろう。

 

SNSで記事をシェアしよう

RECOMMEND

記事一覧へ戻る

Instagram