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揖斐川町

足もみと靈氣で心身を整える癒しの空間「あい色」を訪ねてみた。

足もみと靈氣で心身を整える癒しの空間「あい色」を訪ねてみた。
TOM
TOM
足裏からふくらはぎにある64個のツボって全部の臓器とつながってるらしいよ
SARA
SARA
はいはい、また誰かの受け売りでしょ?
TOM
TOM
全部のツボ押したら人生変わる気がしてきた・・・!
SARA
SARA
・・・あなた体硬いから、きっと自分では届かないわね・・・
この記事は約7分で読めます。
揖斐郡揖斐川町にある足もみと靈氣の施術を行う「あい色」をご存知だろうか。
足もみと靈氣を通じて、心と体のバランスを整えるプライベートサロンである。今回は、代表の室 咲帆(むろ さきほ)さんにお話をうかがった。
今回のツムギポイント
  • 「あい色」に込めた、家族への祈りと偶然のめぐりあい
  • 偶然が重なって開いた、足もみの世界への扉
  • 若石流と直傳靈氣、2つの手法で“整える”
  • 自然に寄り添いながら、女性の悩みにそっと手を差しのべる
  • “本来の元気”を思い出し、自分らしく生きるために

①「あい色」に込めた、家族への祈りと偶然のめぐりあい

 

店名の「あい色」には、室さんの大切な人たちへの想いが込められている。名付けの背景について尋ねると、にこやかな表情で語ってくれた。

 

「私には二人の子どもがいるのですが、その名前の頭文字を取ると“藍”と“色”になるんです。子どもたちの名前をつけた当時は、お店を持つことなんて全く考えていませんでした。ただ、いつか何かを始めることがあったら、この組み合わせの名前を使えたらいいなと、なんとなく思っていて。だから今、実現しているのがちょっと不思議な感じなんです。」

 

偶然のように見えるこの店名だが、その後、室さんはこの言葉が持つさらなる意味と出会うことになる。きっかけは、沖縄・久高島を訪れたときのことだった。久高島は「神の島」と呼ばれ、古くから特別な場所として語り継がれている神聖な地だ。

 

「人間の体にはチャクラというエネルギーの流れがあるとされていて、その中で“第6チャクラ”の色が藍色なんです。ここは“第3の目”とも言われる場所で、直感や洞察と関係があるんですね。おばあちゃんに『藍色は深い深い愛の色』と聞いて、すごく心に響きました。“あい”をひらがなにしているのも、その柔らかさや深さを伝えたくて。“藍色”とも“愛の色”とも感じてもらえるようにしているんです。」

 

店名として選んだ「あい色」に、偶然にもチャクラや愛の意味が重なっていたことに、室さん自身も驚いたという。その出来事を経て、「あい色」という言葉は、室さんの中でより大切なものへと変わっていった。

 

「深い深い愛を持てる人間になりたい」――その想いを胸に、日々店に立ち続けている。

 

②偶然が重なって開いた、足もみの世界への扉

 

室さんが足もみに出会ったのは、人生の転機となるタイミングだった。5年間、家庭を優先して専業主婦として過ごした後、「何か新しいことを始めたい」と思い立ったときに、最初に浮かんだのは「妊娠を望む女性をサポートしたい」という想いだった。

 

「まず、“何かやりたい”と思ったとき、自分がいちばん関心を持っていることって何だろう?と考えました。すぐに浮かんだのが、妊婦さんや妊娠を望んでいる方のサポートだったんです。私自身、妊娠するまでに時間がかかって、悩んだこともありました。同じように悩んでいる友人も多くて。だから、そういう方たちの力になれる方法を探していました。そのとき、友達が“足もみっていうのがあるよ”と教えてくれたのがきっかけでした。」

 

何気なく聞いたそのひと言が、室さんの人生を大きく動かすことになる。さっそく近くの施術所を訪ねて足もみを体験したところ、意外な感覚に驚かされたという。

 

「私は、もともと人に体を触られるのがあまり得意ではないんです。でもその時に受けた足もみが、ものすごく心地よくて。“視界がひらけた”ような、初めての感覚でした。これはすごい、と思いましたね。」

 

身体への抵抗があったにもかかわらず、自然に心をゆるせた足もみ。その感動が、次の行動を後押しした。さらに偶然にも、2軒目に訪れた店舗が「若石(じゃくせき)流」という流派の先生の施術所だった。

 

そこで室さんは、若石健康法という台湾発祥の足もみに出会い、本格的に技術を学ぶことになった。はじまりは小さなきっかけだったが、それは確かに「導かれた」ような出会いだった。

 

③若石流と直傳靈氣、2つの手法で“整える”

 

室さんが行う施術では、「若石(じゃくせき)流足もみ」と「直傳靈氣(じきでんれいき)」という2つの技術が使われている。どちらも“流れ”に着目し、心身のバランスを整えていくことを目的としている。

 

「若石流では、足裏からふくらはぎ、場合によってはお尻のあたりまで施術するんです。三大効果と言われているのが“血行促進”“各器官の正常化”“ホルモンバランスを整える”の3つです。どれも足もみ全体に共通する強みでもありますね。」

 

足裏からふくらはぎまでには、内臓や器官とつながるとされる64の反射区がある。足の甲や側面、ふくらはぎまでを含めてアプローチすることで、実際に体調の改善につながるケースも多いという。室さん自身も、大きな病気を抱えた方が回復に向かった例をいくつも見てきた。

 

もう一つの手法、「直傳靈氣」は“手当て”の一種として知られている。

 

靈氣って、“お母さんが子どものお腹をさすってくれた”みたいな、あの感覚に近いんです。手を当てるだけで、痛みがやわらいだ経験って、皆さんにもあるんじゃないかと思います。あれはもう、立派なお手当なんですよね。」

 

直傳靈氣では、施術者である室さんの手を通して“宇宙のエネルギー”を相手に送り、流れを整えていく。そしてそのエネルギーは再び宇宙へと還っていく、という自然な循環が起こるのだという。

 

施術を受けた方の中には、深い眠りに落ちる人や、腰痛・肩こりなどがその場で軽くなる人も多く、目に見えないながらも力強い“癒し”がそこにはある。

 

④自然に寄り添いながら、女性の悩みにそっと手を差しのべる

 

「あい色」では足もみの施術に加えて、女性特有の体の悩みに向き合いながら、日々の選択をサポートする活動も行っている。室さんが扱っているのは、天然塩やオーガニックコットンの布ナプキンなど、体と心にやさしい自然由来のものたちだ。

 

「私自身、日々の生活の中で“健康をベースに選ぶ”ということを意識しています。だから、天然塩やオーガニックコットンの布ナプキンも販売しています。商品を売るというよりは、それをきっかけに“話す時間”が生まれるんですよね。私の知識や経験を交えて、お話しながら共有しています。」

 

とくに、女性にとって身近でありながらなかなか相談しづらい「生理」の悩みについて、室さんは薬に頼らない選択肢があることを、さりげなく伝えるようにしている。

 

「お客様から、“痛み止めを飲んで出勤してる”とか、“我慢しながら家事をしてる”という話をよく聞きます。布ナプキンを使うようになって、痛みがやわらいだり、薬がいらなくなったという声もあります。無理に勧めるのではなく、“選択肢があるよ”という形でお伝えしています。そういう話ができること自体、私のひとつの強みかもしれません。」

 

室さんは決して“薬が悪い”と否定するわけではない。ただ、自分の体の声を聞いて、自分で選べる状態をつくることが大切だと考えている。その人にとっての「ちょうどいい」を見つけてもらえるよう、知識とまなざしをそっと差し出している。

 

⑤“本来の元気”を思い出し、自分らしく生きるために

 

室さんが「あい色」で目指しているのは、ただ症状を改善することではない。もっと根本的に、人が本来持っている「元気」を取り戻すことだという。その言葉には、室さんなりの深い解釈がある。

 

「私、“元気”っていう言葉がすごく好きなんです。もともとの漢字では“元氣”と書きますよね。“氣”という字の中の“米”って、エネルギーが四方八方に巡っていくっていう意味があるらしくて。人にはもともと“元のエネルギー”があると思っていて、それを呼び戻すようなことがしたいんです。」

 

症状を消すというよりも、エネルギーを“ゼロ”に戻すような感覚だという。マイナスをプラスにするというよりも、こわばっていた心身を、いったん元の状態に戻してあげること。そして、自分を愛し、心の声に素直になれる人が増えてほしいと願っている。

 

「たとえば、痛みや不調って、体からのメッセージだと思うんです。多くの人が我慢やストレスで自分の声を無視してしまうから、体が“ここだよ”って教えてくれている。だから私は、まず自分の心の声に耳を傾けられる人を増やしたい。その感覚があれば、実は“こういう場所”っていらなくなるかもしれないんです。」

 

室さん自身も、畑や田んぼを始めるなど自然のリズムに身を委ねる暮らしを大切にしている。無理をせず、自分の感覚を信じる。その姿勢は「あい色」にも自然とにじみ出ており、訪れる人たちに安心感を与えている。

 

現在は不定期での営業ながら、小さな子どもから80代の方まで、幅広い世代の女性たちが訪れている。妊娠を望む方へのサポートも含め、すべての人が「自分の体と心に向き合えるように」と室さんは静かに寄り添い続けている。

 

体の不調に悩む方や、自分らしい生き方を探している方は、ぜひ「あい色」を訪れてみてほしい。足もみと靈氣の力を通して、自分の中にあった“本来の元気”に気づくきっかけが得られることだろう。

 

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